イギリスでは毎年はじめ、その年に活躍が期待される新人リスト【BBC Sound Of...】が発表され、日本でも報じられています。今年の1位はノルウェー出身のシグリッド(Sigrid)が輝きました。
仮にこの【BBC Sound Of...】方式が日本で採用されたなら、間違いなくランクインするだろう...というのがRIRIさん。
年齢はただの数字でしかない(Age ain't nothing but a number)と分かっていながら、「RUSH」リリース時に17歳だったというのは驚かされます。昨夏のインディセカンドEPリリース時にはFM802の中島ヒロト氏、そして昨年末にはヒップホップライターの渡辺志保氏が彼女について寄稿しており、音楽のプロが賞賛するその才能が少しずつ、確実に認知されてきているように思われます。
J-WAVEでも彼女の才能は以前から注目されており、『SONAR MUSIC』のイベントで彼女を招聘。「RUSH」を披露する映像は堂に入ったものが。
その彼女による初のメジャー、初のフルアルバムが来月リリース。タイトルは『RIRI』。自身の名を冠したというだけあり、自信作と言えるでしょう。アルバムにはこれまでの2枚のEP(「I love to sing」(2016)、「RUSH」(2017))から数曲をリマスターし収録される他、新曲そして「RUSH」のリミックスが収録。そのリミックスを担当したのがSeiho氏という人選の素晴らしさたるや! ひと聴き惚れしました。
素晴らしいリミックス! 三浦大知「Cry & Fight」を手がけたひとり、Seiho氏による作品。クラファイ好きの方は是非 https://t.co/s0AQ5xd6ux
— Kei / BreastKonaka (@Kei_radio) 2018年1月4日
Seiho氏独特の、宙に漂っているかのような音世界、動と静とのコントラストが実に見事。動画は”ティーザー”と銘打っているためフルで確認出来ませんが、Apple Musicではこのリミックスおよび新曲「Keep Up」が聴取可能です。
『J-WAVE TOKIO HOT 100』(J-WAVE 日曜13時)の最新1月14日付チャートでは「Keep Up」が54位に初登場、そしてアルバム収録曲「That's My Baby」が前週から78ランクものジャンプアップを果たし16位にランクイン。もしかしたらアルバム前(リリースによる売上ポイント加算前)にトップ10入りする可能性もあり、それだけ勢いがあり業界が注目しているという証拠でしょう。
RIRIさんがもっと多くの方に広まってほしいと切に願うと共に、自分もますます注目していこうと思います。期待しています。