先日、『J-WAVE TOKIO HOT 100』(J-WAVE 日曜13時)にRHYMESTERのMummy-DさんとDJ JINさんが出演。その際、クリス・ペプラーさんが新曲について”王道のライムス節”と話していたのが印象的でしたが、直後にMummy-Dさんが演歌だと例えていたことに、めちゃめちゃ納得した自分がいました。
クリス:「マイクの細道」ライムス節って感じですね。
Mummy-D:演歌ですね!ライムスターしかやらないヒップホップみたいな意味では演歌、ライムスター節ですね。
その”RHYMESTER的演歌”はこちら。
自分はRHYMESTER好きゆえ、こういう曲展開はいかにも彼ららしいと思うのですが、今の日本のヒップホップ界ではもしや異端なのかも?とふと思うことが。たとえば最近のヒップホップムーブメントを最も端的に示すような、Dungeon Monsters「MONSTER VISION」における高速ラップ等を踏まえるに、トレンドセッターとは別の立ち位置にいるであろう彼らの状況を大丈夫かと一瞬思ってしまったのですが、彼らから”自分たちしかやらない” ”演歌”というワードが出てきて激しく納得した次第。このスタイルで四半世紀以上活躍し続け、そして日本のヒップホップ界の土台を築き、牽引してきたんですよね。
聴いた瞬間に自分の中でクラシック化し、昨日掲載した今年上半期邦楽ベストにも「マイクの細道」を選出したのは言うまでもありません。
そのRHYMESTER、J-WAVEの夏フェス【J-WAVE LIVE SUMMER JAM 2017】7月23日日曜に初見参。しかも大橋トリオによるスペシャルバンドをバックに従えてという異例づくめ?の状況ですが、宇多丸さんは”アウェイ大好き”と常日頃から語っているので(たとえば先日、自身のラジオ番組では、スキマスイッチとの対バンにおいてその考えを述べています。宇多丸 RHYMESTER×スキマスイッチ対バンライブ in 新潟を語る - miyearnZZ Labo(6月25日付)をご参照ください)、観客に対しどれだけの存在感を、”キングオブステージ”の凄さを見せつけてくれるのか、非常に楽しみです。