日本時間の今朝7時頃、ゴスペルミュージシャンのフレッド・ハモンドが、”アース・ウインド&ファイアーのモーリス・ホワイトにインスパイアされた”と冠した配信を行っており、Facebook等でアナウンスされていました。その内容をきちんとチェックしていなかったのですがどうやら、9月30日リリース予定のニューアルバム『Worship Journal (Live)』の収録曲のいち早い紹介だった模様。もしかしたら今作の収録曲の中に、アース的なアプローチの作品があるのではないかと思うのです。AppleMusicにてアルバムからの先行曲、「Father Jesus Spirit」を聴くことが出来るほか、YouTubeでもチェック可能ですのでまずはこちらを聴いてアルバムの発売を待ちたいと思います。
モーリス・ホワイトが今年2月3日にこの世を去ってから、彼への追悼の意を込めて自身の音楽に反映させるミュージシャンが今後増えていくものと思われます。ここでは最近リリースされた作品群の中から、そんなアーストリビュート、アース愛的な作品群を紹介します。
・Anthony Brown & group therAPy「Everyday Jesus」(2015)
ゴスペル界最大の賞(と言っても過言ではない)、ステラ賞を大量受賞したアンソニー・ブラウンと彼のクワイアによる、アルバムからのタイトルトラック。歌い出しの♪シャッタッ...というところからしてまさにアース。
・Musiq Soulchild「Changed My Mind」(2016)
サマーソニックにも出演するミュージック・ソウルチャイルドの移籍第一弾アルバム『Life On Earth』収録曲。出だしのコーラスもアース的ですが、冒頭11秒、演奏の盛り上がりを制止した瞬間、”これぞアース”と思わずにいられませんでした。バンドサウンドでこの曲を演奏したならばよりアース感が出るのかもしれません。
・星野源「Week End」(2015)
2番終わりの後のブラスアンサンブル、そしてアウトロの長さはまさしく。星野源さんをよく知る(とされる、ラジオネーム)スーパースケベタイム師匠と宇多丸さんの対談にも、アウトロの件などが登場します。
・槇原敬之「Fall」(2014)
2014年の私的年間ベストに選んだこの曲、イントロ、Aメロそしてサビでのアース「Boogie Wonderland」なアレンジにニヤリとさせられます。「彼女の恋人」なども含め、槇原敬之さんの黒い作品群って実に格好良いんですよね。
・Negicco「マジックみたいなミュージック」(2016)
同曲のティーザーは開始48秒から。アレンジが「Let's Groove」もしくはシェリル・リン「Got To Be Real」を彷彿...となればDREAMS COME TRUE「決戦は金曜日」とアプローチが一緒かもしれませんが、「決戦は...」が吉田美和さんの力強いボーカルにまるで対決せんとでもいうようなホーン隊だったりコーラスが配されていた一方で「マジック...」はウワモノを最小限に抑えており、それによりNegiccoのかわいらしさが活かされていますね。
今後もこのような、”アース愛”的楽曲があれば紹介したいと思います。