最新のベストアルバムにも収録されている、「僕は愛を語れない」のアウトロが大好きでして。
45秒以上もの長い時間、ギター・ベース・ホーン隊が切なくも高まり、絡み合っていくアレンジが大好物だと気付いたのです。
で、この手の作品は他にも。
・Negicco「矛盾、はじめました。」
・安藤裕子「さみしがり屋の言葉達」
「僕は愛を語れない」の編曲は川口大輔さん、「矛盾、はじめました。」はconnieさんとNEGiBAND、そして「さみしがり屋の言葉達」は山本隆二さん...とバラバラ。つまりこの種のアレンジは決してどなたかの(言葉は悪いですが)手癖ではないんですよね。しかもNegicco関連で以前言及したのですが、今から30年近く前の作品、松任谷由実「届かないセレナーデ」(アルバム『LOVE WARS』収録)もまたこの手のアレンジ。歌詞をリフレインさせつつフェードアウトという形ではありますが、ここでの余韻もまた同じ。編曲は夫である松任谷正隆さんということで、このアレンジの原型、起源が知りたいところです。
ふと浮かんだのは、この有名曲をスロウ且つ切なくさせたのかなと思うのですが...果たして。