イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

ルーカス・グラハムと今月発売『Now 93』トラックリスト

『J-WAVE TOKIO HOT 100』(J-WAVE 毎週日曜13時)、昨日発表された最新チャート(3月6日付)で81位に初登場を果たしたのがルーカス・グラハム「7 Years」。デンマークの首都、コペンハーゲンの中にあるヒッピー自治区出身のルーカス・グラハムを中心とするロックバンド。出身国のデンマークをはじめ、北欧諸国やオーストラリア、イギリスなどで1位を記録。アメリカでも現在トップ10を狙える位置まで上昇しており(3月12日付米ビルボードのシングルチャートで前週から8ランクアップし12位)、次の台風の目と言えるかもしれません。

・Lukas Graham「7 Years」

詞、そしてミュージックビデオはまるでルーカスの半生とこれからを描いた(描く)ような、ストーリー仕立ての作品。そしてヒッピー自治区の出身ゆえか、ヒップホップを思わせるような韻の踏み方が実に見事なのです。下記ブログで和訳がされていますので、歌詞を是非参照してみてください(勝手ながら取り上げさせていただきます。問題があれば削除します)。

およげ!対訳くん: 7 Years ルーカス・グラハム (Lukas Graham)

Lukas Graham - 7 Years : わやQの字幕づくり

 

 

この「7 Years」、来週リリースされる最新ヒット曲のコンピレーションアルバム、イギリス版『Now 93』の巻頭を飾っています。

3/18発売『Now That's What I Call Music! 93』(UK版) トラックリスト

(順位は全英(UK)、全米(US)とも総合チャートのもの。3/6夜の段階でのWikipediaを参照しています)

<disc-1>

01. Lukas Graham「7 Years」(UK1位・US12位)

02. Justin Bieber「Love Yourself」(UK1位・US1位)

03. Zayn「Pillowtalk」(UK1位・US1位)

04. Coldplay feat. Beyonce「Hymn For The Weekend」(UK7位・US64位)

05. Mike PosnerI「Took A Pill In Ibiza (SeeB Remix)」(UK3位・US15位)

06. Zara Larsson「Lush Life」(UK4位)

07. Jonas Blue feat. Dakota「Fast Car」(UK2位)

08. Shawn Mendes「Stitches」(UK1位・US4位)

09. Major Lazer feat. Nyla & Fuse ODG「Light It Up (Remix)」(UK9位)

10. Snakehips feat. Tinashe & Chance The Rapper「All My Friends」(UK5位)

11. Little Mix feat. Jason Derulo「Secret Love Song」(UK6位)

12. Jess Glynne「Take Me Home」(UK6位)

13. Ellie Goulding「Army」(UK20位)

14. One Direction「History」(UK6位・US65位)

15. Selena Gomez「Hands To Myself」(UK40位・US7位)

16. Jason Derulo「Get Ugly」(UK12位・US52位)

17. Sigma & Rita Ora「Coming Home」(UK15位)

18. Elle King「Ex's & Oh's」(UK15位・US10位)

19. Olly Murs「Stevie Knows」

20. Jack Garratt「Worry」(UK67位)

21. James Bay「If You Ever Want To Be In Love」(UK96位)

22. The Lewisham And Greenwich NHS Choir「A Bridge Over You」(UK1位)

 

<disc-2>

01. Justin Bieber「Sorry」(UK1位・US1位)

02. The Weeknd「The Hills」(UK3位・US1位)

03. Coldplay「Adventure Of A Lifetime」(UK7位・US13位)

04. 99 Souls feat. Destiny's Child & Brandy「The Girl Is Mine」(UK5位)

05. Tinie Tempah feat. Zara Larsson「Girls Like」(UK15位)

06. Fleur East「Sax」(UK3位)

07. Craig David x Big Narstie「When The Bassline Drops」(UK10位)

08. David Guetta feat. Sia & Fetty Wap「Bang My Head」(UK18位・US76位)

09. Sigala feat. Bryn Christopher「Sweet Lovin'」(UK3位)

10. Kygo feat. Maty Noyes「Stay」(UK20位)

11. Mount & Nicolas Haelg「Something Good」

12. The Chainsmokers feat. Rozes「Roses」(UK54位・US6位)

13. Alessia Cara「Here」(UK28位・US5位)

14. Alan Walker「Faded」(UK33位)

15. G-Eazy x Bebe Rexha「Me, Myself & I」(UK25位・US7位)

16. Robin Schulz feat. Francesco Yates「Sugar」(UK21位・US47位)

17. Dawin feat. Silentó「Dessert (Remix)」(UK35位・US68位)

18. AlunaGeorge feat. Popcaan「I'm In Control」

19. Twenty One Pilots「Stressed Out」(UK17位・US2位)

20. The 1975「The Sound」(UK15位)

21. Charlie Puth「One Call Away」(UK26位・US12位)

22. David BowieHeroes」(UK24位(1977)、UK12位(2016))

ジャスティン・ビーバーとコールドプレイが2曲収録というのはかなりイレギュラーなことで、それだけ二組に勢いがある証拠ともいえますが、それ以上に「7 Years」がフィーチャーされているのが同曲の力強さを物語っているようです。また急逝に伴い再浮上したデヴィッド・ボウイHeroes」を最後に据えるのも粋なはからいですね。

 

ちなみにこの数ヶ月、「Hello」でチャートを席巻したアデルですが、『Now』最新作には未収録なのですね。アルバム『25』のストリーミング厳禁といい今回の事態といい、アデルが他の歌手と販売手法を迎合しない姿勢には、いくらその意思は解れどもさすがに固執し過ぎではないかという気がしなくもありません。