来年でデビュー30年を迎えるベテランR&Bシンガー、キース・スウェットの久々の新曲が公開されました。
・Keith Sweat「Good Love」
新曲公開におけるキースのTwitterでのアナウンスは実にそっけないものでしたが、曲そのものはあまりにも芳醇。70年代ソウルを意識したアレンジの中に、いかにも彼らしいメロウなメロディを漂わせた美しいミディアムとなっています。「Good Love」は今後発売されるオリジナルアルバムからの先行シングルとなり、アルバムは年内発売を予定しているとのことですので、首を長くして待ちましょう。
そういえば…彼独特の”ヤギ声”が薄れてきている気がするのは気のせいでしょうか? この”ヤギ声”については、タワーレコードのフリーペーパー『bounce』において出嶌孝次さんも形容していますが(R&B DISC GUIDE 秋も冬も聴きたい歌――(3) - TOWER RECORDS ONLINE(2012年11月7日付)より)、以前は結構癖が強かったように思います。年齢を重ねることで声の尖りが丸まってきたということでしょうか、それとも自分の気のせいでしょうか。過去の名曲(いずれも米ビルボードR&Bソングスチャートを制した作品)を下記に紹介しますので、是非ともキースの声の変遷を確認してみてください。
・Keith Sweat「I Want Her」(1987)
・Keith Sweat「I'll Give All My Love To You」(1990)
・Keith Sweat feat. Athena Cage「Nobody」(1996)