遂に。
【全楽曲ストリーミング配信開始】
— 星野源 Gen Hoshino (@gen_senden) August 29, 2019
1st アルバム『ばかのうた』から最新アルバム『POP VIRUS』までの、星野源の全シングルとアルバムのストリーミング配信を開始しました。https://t.co/EI8neiXCGD pic.twitter.com/LCBaPNYUpK
しかもApple Music限定で、日本人初となるBeats 1 Radio『Pop Virus Radio』も用意。
この徹底っぷりは素晴らしいですね。
星野源さんは自身の作品を解禁する以前から、サブスクリプションサービスを使用しています。
記憶が正しければ、星野源さんと交流のあるRHYMESTER宇多丸さんが自身のラジオ番組で、サブスクリプションサービスを自身が使用しその良さを感じていながら自身の作品は解禁していないことへの矛盾や葛藤を抱えていたと話していたはず。もしかしたら星野さんもそうだったのかもしれません。
星野源さんがこのタイミングで解禁した理由を推測するに。
星野源さんのストリーミング解禁、日本人初のBeats 1 Radio開始という徹底っぷりも凄いですね。
— Kei / BreastKonaka (@Kei_radio) August 29, 2019
日本のチャートは月曜集計開始にもかかわらずなぜ金曜解禁?とふと。米の集計期間がデジタルは金曜開始というのもあれど、もしかしたら『#引っ越し大名!』公開日に合わせて?と思うなど
昨夏デジタル限定でリリースされビルボードジャパンソングスチャートを制した「アイデア」は月曜ダウンロード配信開始でチャートの集計期間をフル活用していたので、今回の金曜解禁という事態に驚いたのですが、主演映画のプロモーションに合わせてだとしたら面白いですね。
さて、ストリーミング解禁となると”アルバムが売れなくなるのでは?”という疑問をよく耳にします。それについてはメディア展開の巧さも相俟ってではありますが、サカナクション『834.194』が前作『sakanaction』(2013)と変わらない売上を誇っており、その疑問は杞憂と言えるかもしれません。
そして、昨日堂本剛『NARALIEN』についてデジタル解禁の必要性(この場合はストリーミングというよりもダウンロードへの言及が中心ですが)を記載し、ファンの方はデジタル解禁を望んでいるのかどうか疑問を投げかけたのですが、読んでくださったファンの方々から直接いただいたレスポンスは、デジタル解禁を待ち望む声が圧倒的でした。
堂本剛さんのデジタル配信についてファンの方はどう思うのかなあという自分のツイートに対し、答えてくださったみなさんにこの場を借りて感謝申し上げます。
— Kei / BreastKonaka (@Kei_radio) August 29, 2019
中には”配信は必要ないのでCDで…”という声もあるのかなあと思ったのですが、今のところみなさん配信希望という声。いい意味で意外でした
実はファンもデジタルを待ち望んでいる…その心理を知ることが出来たのは嬉しい発見でした。
日本を代表する歌手のストリーミング解禁により、もはやデジタル解禁は待ったなしの状態となりました。ストリーミング解禁がアルバム売上をむしろ伸ばす可能性について書きましたが、そのためには星野源さんのBeats 1 Radio『Pop Virus Radio』やサカナクションのメディア等での展開のように、ただ解禁するだけではなくその解禁効果を最大限に伸ばす工夫が必要であり、それをひっくるめての戦略が今後求められます。そしてデジタル解禁を望むのはライト層だけではない、ファンもだということを芸能事務所やレコード会社側は強く意識する必要があるはずです。