イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

(追記あり) アーカイブ配信が今日まで延長、最高の中村佳穂ライブを是非

※追記 (7月16日7時57分):アーカイブ配信は昨日で終了しましたが、今後是非ライブを観ていただきたいという思いを込め、このエントリーは残します。)

 

 

自分も数度抽選予約に参加しながら外れまくった、中村佳穂さんのワンマンライブ【LIQUIDROOM 15th ANNIVERSARY 中村佳穂】が一昨日開催。あまりの人気ぶりからでしょう、YouTube Liveで配信が決定し24時間限定でアーカイブ配信されたのですが、その反響ももの凄かったからでしょう、3連休最終日まで配信時間が延長されています。あまりに素晴らしかったので、まだ観ていない方は今日是非観てほしい!と強く思います。

全編見どころとしか言いようがないのですが、たとえば7月3日に配信され、昨日付の『J-WAVE TOKIO HOT 100』(J-WAVE 日曜13時)で100→8位とジャンプアップした「LINDY」も、レコーディングに参加した馬喰町バンド、さらに八丈太鼓のメンバーが参加してとんでもないグルーヴが。最高のお祭りです。

そこから本編に戻る瞬間がまた熱く。

音が一斉に鳴り出す瞬間の解放感たるや、なのです。

 

音楽ジャーナリストの柴那典さんのツイート(勝手ながら引用させていただきました。問題があれば削除いたします)にもあるように、”祈り”もまた中村佳穂さんのライブにおける大事な感覚というか。「LINDY」や、以前も書きましたが「そのいのち」からは祈りや希望を感じます。そして自分が以前歌ってきたゴスペルにも通じると思うのです。

ゴスペルとの共通項は他にも。

柴さんも言及している”44回”、アーカイブ配信を観ればその理由が解りますし、Twitterで【中村佳穂 44】と検索すれば凄いを通り越して狂気等の(褒め)言葉が踊っています(だからでしょうか、Twitterで【中村佳穂】と入れると関連ワードに【怖い】が出てくる…これには流石に驚きましたが、それだけ”凄いものを観た!”と心を揺さぶられまくったことの表れかと。個人的には以前このキメを観たことがあったからか素直に感動しました)。

この”44回”について、合わせられるバンドのMっ気気質が凄いという声がみられたのですが、それで思い出したのが自分のゴスペルクワイアでの経験。以前HIRO'S MASS CHOIRに所属していた際、年1回のゴスペルライブで木村”HIRO”洋幸さんが会場の高揚感を纏い、リハやレッスン時を超える転調に次ぐ転調を行うということがありました。その時の”いつまで続くの!?”という感覚を、”44回”から思い出した次第。転調に次ぐ転調、ゴスペルではないもののビヨンセ「Love On Top」が解りやすいですね。

クワイアは、どこまで転調するのだろうという不安があるものの、それよりはるかに高揚感と楽しさが勝るゆえ、鬼畜かもしれない(いや実際高すぎて声が出なくなるのですが)転調も苦じゃない…というのが自分の捉え方なのですが、もしかしたら”44回”における中村佳穂バンドの思いもそれと同じじゃないかと思うのです。

 

このキメも、祈りも次のワンマンライブでさらにグレードアップしていることでしょう。そしてワンマンではありませんが、次のライブでは会場の解放感と合わさって、特別なものになるはずです。

いつかまた中村佳穂さんのライブに直に触れて、最高の時間を共有したいと思います。