アナウンサー職復帰、おかえりなさい!と心から伝えたいですね。
・001 皆さん、はじめまして! | 上野比呂企 | KHB東日本放送
RAB青森放送の元アナウンサー、上野比呂企さんが宮城県の東日本放送に復帰しました。それもアナウンサー職で。本当に嬉しいことです。転職して念願のアナウンサー職に就きながらも、この春新規部署立ち上げの人員として異動となった際、生放送のレギュラー番組『麻生しおりの土曜はキュン』(RABラジオ 土曜9時)での挨拶からは悔しさがにじみ出ていたこと(そして泣いていた姿)を今でもはっきり記憶しています。部署異動の際、”5年間ありがとうございました!”というエントリーを残していましたが(リンク先は近々消えるかもしれません)、今回の復帰はどうしてもアナウンサー職をやりたいという思いの表れかもしれません。
個人的には、前会社所属のアナウンサーの中でもひたむきささやアナウンス技術、演技力(実はラジオCMにおいてこの点が強く求められるのです)が高いと思っていた上野さんが抜けたことがショックでしたが、ラジオ部門はないものの東日本放送へ移り念願のアナウンサー職に復帰できたことで、これまで培った部分をさらに磨き、飛躍してほしいと強く願っています。応援します。
ここからは個人的な疑問を。上野さんが青森放送においてアナウンサー職から離れた理由はコンテンツ開発室という新規部署立ち上げというものでしたが、おそらくは新人で男性アナウンサーが入ったことによるものも大きいでしょう。でも仮にそうだとして、アナウンサー職は専門職ではないのか?技術を磨き続けるところでは?と思いますし、局は人材のより好いやり繰りが出来なかったのか?と考えます。また、異動先の新規部署はきちんと出来上がったのか?とも。そしてなにより、ラジオ生放送最後の挨拶での涙を踏まえるに、社員の意思を汲もうとしているか?と思うと、局員ではない受け手側も放送局に対する信頼が揺らいでしまいます。無論、雇う側である局の事情が最優先だろうことは承知なのですが。
他の都道府県もそうでしょうが青森県の放送局におけるアナウンサー職に関しては特に、最初は正社員ではなく契約社員でスタートさせる(そして契約期間終了のタイミングで退職)とか、人員の入れ替わりが激しくまた辞めた人間に冷たい、上の方の技術が芳しくなく周囲のレベルにも波及する、女性アナウンサーではなくいわゆる”女子アナ”的概念を重視し過ぎる、品の良さが感じられない…等問題が多数散見されます。これらはこのブログで以前から指摘させていただいていることですが、今回の件であらためて考えてしまった次第です。