あるあるネタ、極まれり。
昨日付の『TOKIO HOT 100』(J-WAVE 日曜13時)で77位に初登場したのがキュウソネコカミによる先週発売のシングル曲。いかにもキュウソらしい音世界、そして皮肉たっぷりに描かれる”オトナの事情”。この作品が...この俳優が...と思い浮かべる人はきっと多いことでしょう。
とはいえ、この曲は最後の最後こそ肝だと思うのです。歌詞の最後、『意外と観てみたらおもろかった』『自分の目で見て決めろ』というのは真理であり、なんでもかんでも劣化と決めつけるだけの感性もまた劣化なのではないか、と。観ないものは評価すべきではない(というのが私見です)が、”世間の空気”に流されて劣化と決めつけるきらいが市井にはある...無論自分も...と、聴いて痛感、反省した次第。
劣化実写化は全て悪と映画制作側を批判しつつ、歌詞の最後の2行でその矛先を聴き手(市井)に向けるキュウソネコカミの姿勢が切れ味鋭く、彼らの策士っぷりに唸ってしまいました。