イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

アビア「Goodbye」が流れて泣きたくなる

つい最近のことですが、ソウルメイトと呼べる人を見送って来ました。

特に金銭面において時期尚早ではないかと助言しつつも、その人の上京への意欲の揺るぎなさは自分にとって眩しく、今では心から成功を願うばかりです。同時に、自分の方もどん底から這い上がり、惜しみなく(という表現は合っていないかも、ですが)上京できるようにしないといけないなという誓いにも繋がっています。

 

夜のターミナル、出発のまさにその瞬間にiPodから流れてきたのは、アビア(Abiah)の「Goodbye」でした。

iTunes Preview - Abiah『Life As A Ballad』(コチラにて試聴可能)

 

ファルセットが必ずしも安定しているわけではなく(そのように自分には聴こえます)、失礼ながら巧いとは言い難いのですが、夜の景色、そしてソウルメイトが物理的であれ離れていく状況に曲が融け合い、感傷的になってしまったことはいうまでもなく…。iPodが意思を持って、タイミングを合わせて選曲したんじゃないかと思うくらいです。

 

アビアは、今年度のグラミー賞で"Best R&B Album"を受賞したロバート・グラスパー・エクスペリメント(Robert Glasper Experiment)の中心人物でジャズピアニストのロバート・グラスパー(Robert Glasper)のいとこであり(bmrより)、昨年リリースしたアルバム『Life As A Ballad』にはそのグラスパーが参加("Musicians"のクレジットの筆頭にグラスパーの名が)。アビアにも注目が集まっていくことは必至、だと思っています。

 

来月21日には、国内盤(仕様?)にて『Life As A Ballad』のボーカル2曲付きデラックス・エディションがリリースされるという情報もあるので、よかったらぜひ手にとってみてください。きっと琴線に触れると思います。