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旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングスチャートなどを紹介します。

Official髭男「Pretender」、3週以上7000ポイント超えは大ヒットの証…6月10日付ビルボードジャパンソングスチャートをチェック

5月27日~6月2日を集計期間とする、6月10日付のビルボードジャパン各チャートが昨日発表され、ソングスチャートは乃木坂46「Sing Out!」が制しました。

上位3強は総入れ替え。いずれもシングルCDセールス指標が強く、2位のSEVENTEEN「Happy Ending」はチャート構成比の9割近くを、3位のBOYS AND MEN「頭の中のフィルム」は9割以上を占めており、次週どこまで踏みとどまれるかに注目。他方「Sing Out!」はデジタルダウンロード7位、ストリーミングおよびラジオエアプレイが14位と比較的好調なことから、シングルCDセールス指標初加算の翌週におけるポイント前週比は、前年同様に2割を超えてくるものと予想されます。

 

さて、弊ブログではここ最近、Official髭男dism「Pretender」についてチェックしていますが、今週は順位を2つ落としながらも4位にランクイン。

この、3週(連続)7000ポイント超えというのが大ブレイク、大ヒットのひとつの基準だと漠然ながら考えていたのですが、昨年度(2017年12月11日付)以降で通算3週以上7000ポイント超えを記録した作品を調べてみると、ほぼ間違いなく大ヒットの基準であると言っていいでしょう。

・米津玄師「Lemon」(2018年度年間ソングスチャート1位)

  2018年2月26日付 25359ポイント獲得以降12週連続等、通算28週

欅坂46「ガラスを割れ!」(同3位)

  2018年3月19日付 45449ポイント獲得以降3週連続、通算3週

AKB48「Teacher Teacher」(同10位)

  2018年6月11日付 56934ポイント獲得以降3週連続、通算3週

DA PUMP「U.S.A.」(同2位)

  2018年6月18日付 7554ポイント獲得

  2018年7月9日付 7243ポイント獲得以降16週連続等、通算20週

・米津玄師「Flamingo」(同20位)

  2018年11月12日付 36088ポイント獲得以降3週連続等、通算4週

あいみょんマリーゴールド」(同48位)

  2019年1月14日付 7709ポイント獲得

  2019年3月4日付 8882ポイント獲得以降5週連続等、通算7週

・back number「HAPPY BIRTHDAY」

  2019年3月11日付 9744ポイント獲得以降3週連続等、通算5週

Official髭男dism「Pretender」

  2019年5月27日付 7986ポイント獲得以降3週連続、通算3週(現段階)

「Pretender」は錚々たる楽曲に仲間入りしたことになります。

あいみょんマリーゴールド」は昨夏リリースですが今年に入りはじめて7000ポイント超えを記録。また米津玄師「Flamingo」は昨年残り1ヶ月の段階で万単位のポイントを獲得し始めており、リリースがもう少し早ければ年間ソングスチャートトップ10入りもあり得たかもしれません。その昨年度の年間ソングスチャート、上記未記載ながらトップ10入りした他の曲をみると、TWICE「Candy Pop」(年間8位 2018年2月19日付から2週連続)、菅田将暉「さよならエレジー」(年間9位 2018年3月5日付から2週連続)、星野源ドラえもん」(年間5位 2018年3月12日付から2週連続)、乃木坂46シンクロニシティ」(年間6位 2018年5月7日付から2週連続)、同「ジコチューで行こう!」(年間7位 2018年8月20日付から2週連続)と、いずれも2週間7000ポイント超えを達成。年間ソングスチャートトップ10入りの残りの1曲はDAOKO × 米津玄師「打上花火」で、一昨年夏のリリースゆえ週間では7000ポイント超えはならずも、年間を通してチャートインしたことにより4位を獲得しています。今年度からカラオケ指標が導入され、また各指標のウェイトに変更があったかもしれませんが、自分の立てた”7000ポイント超えを通算3週以上記録したら大ヒット”という仮説はほぼ立証されたように思われます。

 

ちなみに昨年度はAKB48「Teacher Teacher」が年間ソングスチャート10位に入りましたが、シングルCDセールス指標初加算の前週は100位未満、そして3週連続7000ポイント超えを記録した翌週、2018年7月2日付では93位に急落しています。これはほぼ間違いなくCDに選抜総選挙投票シリアルナンバーが封入されていることの影響ですが、これを踏まえれば昨年度の年間ソングスチャートトップ10入りの必要ポイント数はおよそ82000~83000。仮に今年度の年間ソングスチャートが同水準で推移するならば、Official髭男dism「Pretender」は残りおよそ52000ポイントが必要となるのですが。

「Pretender」が歴代最高のストリーミング週間再生回数を記録したこと、主題歌となった映画『コンフィデンスマンJP -ロマンス編-』が登場3週目にして映画興行収入ランキング2位を記録し大ヒットしていることを踏まえれば、年度末までにはクリア出来る可能性が高いものと思われます。