聴き惚れます。
先週リリースのため、遅ればせながらになるのですがゴスペラーズの最新曲「ヒカリ」を紹介。嬉しいのは、この曲のミュージックビデオが"フルバージョン"にて公開されていること。曲に貫かれた甘美さを、より強く実感することが出来ます。
ゴスペラーズの代表曲といえる「永遠に」(2000)は今作でもプロデュースを務めたブライアン・マイケル・コックスとパトリック“ジェイ キュー”スミス(リンク先はともにエイベックス・ミュージック・パブリッシング)。
「永遠に」後はそれぞれ、ブライアンがアッシャー「Burn」(2004)やメアリー・J・ブライジ「Be Without You」(2005)などの大ヒット曲をプロデュース、パトリックがアッシャー feat. リル・ジョン&リュダクリス「Yeah!」(2004)やアリアナ・グランデ「Baby I」(2013)などのソングライトに関与し今や大御所と言えるのですが、彼らにおいて「永遠に」は、双方のキャリア初期に重要な役割を果たし自信になった曲と言えるかもしれません(無論ゴスペラーズにとっても)。ゴスペラーズのメンバーがラジオで語ったパトリックとの出会いが面白かったので下記にリンクを貼っておきます。
ちなみにパトリック"ジェイ キュー"スミスは「Yeah!」が大ヒットした年に来日し、三浦大知さんの2枚目のシングル「Free Style」を書いたとのこと(シングルは翌年リリース。アルバム『D-ROCK with U』(2006)収録)。三浦大知さんの公式バイオグラフィーには『"D-ROCK"というニックネームもこの時J.Queからもらう』とあり、なるほど昨今のジャパニーズR&Bを牽引してきた方々の源流にはパトリックがいたのか!と唸った次第です。
最後に。冒頭で書いた『嬉しいのは、この曲のミュージックビデオが"フルバージョン"にて公開されていること』について、自分がそう思う理由を以前つぶやいたのでこちらにも掲載。日本の音楽業界が変わることを願うばかりです。
日本の公開の仕方は、日本の売り方が未だフィジカル購入が前提になっているゆえ、あまりにもドメスティックなんですよね。ガラパゴスとも言えそうです。
— Kei / BreastKonaka (@Kei_radio) 2018年2月21日
この件については以前も指摘させていただいています https://t.co/P0opQurNMa 米ではMVに厳しく対応しています https://t.co/vkSlq7NWNr