極々身近なところに同性愛者がいる身としては、今の一部メディアの動きには看過出来ません。
まさしく。
— Kei / BreastKonaka (@Kei_radio) 2017年8月23日
『出川哲郎のエピソードがいまだ笑い話として受け止められる社会なのだとしたら、LGBTという語が広まり、認知度が高くなった現在においても、わたしたちはなにも変わっていない、わかっていないまま、ということなのでは』https://t.co/kLrcTRIXtF
自分が解ろうとしない世界を、解ろうとしているかもしれない者を平然と犠牲にして笑い話にし、解ろうとしない仲間と共有する…最低ですね。
— Kei / BreastKonaka (@Kei_radio) 2017年8月23日
今週末の24時間テレビにおける障がい者への感動有りきな演出も含め、日テレは自身が解ろうとしない世界をネタにしているとしか思えません https://t.co/tnLpHo5UHx
日本テレビが20年以上の前の出来事を”反省しようとしない”ことは、今回の出川哲朗さんのエピソードトークでの振り返り、およびそれに対するリアクションを見れば明白。公共の場で性的行為を行うことは正しくありませんが、そうでない限りは同性愛者側の自由ではないかと...なのにそこに、同性愛者以外の人間がある種”土足で踏みにじり”且つ”暴露する”のはモラル違反も甚だしいと思うのです。ツイートで後に『24時間テレビ』を引き合いに出したのは、昨年『バリバラ』(Eテレ 日曜19時)において障がい者イコール感動という図式を疑問視した(それも『24時間テレビ』の真裏の放送で)後も、障がい者にその図式を当てはめることを止めているように思えず、つまり同性愛者や障がい者といった少数派な方々を【感動や蔑視のネタ】としてしか扱わない態度が明白になったと考えた故。ただただ、非常に残念なのです。そもそも、日本テレビで少数派の方々をバラエティや感動のネタ以外できちんと紹介すること自体ほとんど無いと思うのですが如何でしょう。
そしてこちらも。
現在 @rab_radio で先行放送中。これを首都圏の聴取率調査週間に流すということが、同性愛(の可能性)がスキャンダラスだと局が判断したということでしょう。未だに腫れ物みたいに扱うニッポン放送は酷いですね https://t.co/9y8pEDAp5o
— Kei / BreastKonaka (@Kei_radio) 2017年8月24日
結果はどうやら大原先生が相談者を叱咤する形になってます。相談者が“同性愛の可能性→病気の可能性”と言ったことに激怒している先生には安堵しました。
— Kei / BreastKonaka (@Kei_radio) 2017年8月24日
しかしながらやはり、この相談を【なぜ聴取率調査週間にぶつけるのか?】…この疑問は拭えません https://t.co/uQ4n8rzLUH
今週はスペシャルウイーク、すなわち首都圏ラジオ局の聴取率調査週間。そのため『テレフォン人生相談』(ニッポン放送 月-金曜11時)でも特別企画を放送しています。
ニッポン放送 #テレフォン人生相談 #teljin 今週は特別企画【抱えきれない我が家の悩み~整形・除霊・薬物依存】明日は、息子の部屋から、男性同士の性交渉の本が出てきた。もしそうであれば受け入れなければと思うものの、動揺してしまい、どうして良いかわからない。…という相談。
— ニッポン放送 (@1242_PR) 2017年8月23日
つまりは、スペシャルウイークは他の週に比べて”耳を惹きやすいコンテンツ”を用意するということでしょう。その中に同性愛も含まれるのかと思うと、それを選択したニッポン放送側の意識には落胆せざるを得ません。無論、メディアに人生相談を依頼するということはそれがメディアを介して世間に晒されることを相談者は肝に銘じる必要があるわけです。とはいえその相談を来た順に紹介するのではなく、その耳の惹きやすさ、いわばインパクトの強いものを聴取率調査週間に優先させるというのは強い違和感があるというか、”これはスキャンダラスなものだからスペシャルウイークに回す”という考えが背景にあるとすれば、正直言って浅ましいと思ってしまうのです。
日本テレビやニッポン放送は保守的なメディアと伺ったことがあります。だからでしょうか、もしかしたら多様性を否定したり、少数派を”腫れ物”と扱う傾向が強い...そう考えてしまうのは穿った見方でしょうか。無論、局の中には柔軟な考えや良識を持つ方も多いと思います(し、そうであることを望みます)。がしかし、少数者関連の悩みは聴取率が獲れると見込んだり、『24時間テレビ』以外ではほとんど扱わないのに長時間特番に限って、それも感動話としてばかり扱うことに、局全体の意向が偏りすぎているのではと思わざるを得ません。少なくとも個人的には、これら局への信頼は急激に失墜してしまっています。