イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

ジョージ・マイケル、クリスマスに旅立つ

毎週火曜日は米ビルボードシングルチャートの速報を掲載する日ですが、現地時間の月曜日が祝日のため速報は明日のブログで掲載します。

 

 

ジョージ・マイケルの訃報はショックでした。まだ53歳…若過ぎる死です。

事件性はなく、死因は心不全と発表されています。

 

正直なところ自分はそこまで深くジョージ・マイケルを知ってはいませんでした。が、訃報が入った直後のラジオ番組を聴いて、そういえばたしかに彼はブラックミュージックに精通していたんだよなあと、昨日の『ジェーン・スー 生活は踊る』(TBSラジオ 月-金曜11時)の冒頭におけるジェーン・スーさんと音楽ジャーナリストの高橋芳朗さんとのやりとりから解りました。書き起こしは下記に。

ワム!のジョージ・マイケルさん死去。彼が本物のソウルシンガーであった証とは?|TBSラジオAM954+FM90.5~聞けば、見えてくる~

 

自分がジョージの訃報を知って真っ先に思い出したのが、カバー曲の「As」。”クイーン・オブ・ヒップホップ・ソウル”の異名を持つメアリー・J・ブライジとの共演でした。

オリジナルはスティーヴィー・ワンダー

スタイリッシュでありながら、確かな”黒さ”があるカバー。黒さがないと”クイーン…”との共演なんて出来るはずもないよなあとあらためて実感した次第です。更には”クイーン・オブ・ソウル”ことアレサ・フランクリンとの共演も果たしており、ラジオで言及されたとおり、ブラックミュージックにおいて認められた存在だったんですよね。

上記動画を確認していたら、次に流れてきたのがホイットニー・ヒューストンとの共演曲。元来はホイットニーのソロだったものですが、デュエット化することで、同曲プロデュースしたロドニー・ジャーキンスの別の大ヒット曲(ブランディ&モニカ「The Boy Is Mine」)を彷彿させるよなあ…と当時悪い意味で思っていた自分にとっては、もう少し早くこの曲を評価していたならば…と悔やまれてなりません。

 

 

今日は彼のベストを聴いて、感慨に浸ろうと思います。ご冥福をお祈りします。来年は彼のいないクリスマスなのですね…。