9月24日付の米ビルボードアルバムチャートは、ラッパー/プロデューサーのトラヴィス・スコット『Birds in the Trap Sing McKnight』が初登場で1位を獲得。昨年メジャーデビューを果たした彼にとって初の首位獲得となりました。
そして同じトラヴィス姓でもうひとり、米ビルボードチャートを制したのが、ゴスペルシンガーのトラヴィス・グリーン(Travis Greene)。昨年秋にリリースされたデビューアルバム『The Hill』からのシングル、「Made A Way」で同日付のホットゴスペルソングスチャートを制しました。同チャートではカーク・フランクリン「Wanna Be Happy?」が7月23日付チャートまで45週連続で首位をキープし、その陥落以降はめまぐるしく1位が入れ替わっている印象でしたが、虎視眈々と機会を伺っていた「Made A Way」が登場39週目にして遂に首位に到達。
アコースティックギターを持つゴスペルミュージシャンはほとんど観たことがなく、なんだか新鮮。しかしながら曲はまさにゴスペルの王道。ドラマティックな展開が心を解きほぐすかのようです。10分近い尺は、長尺が特徴のゴスペルといえどもとりわけ長すぎるかもしれませんが(とはいえアルバム収録曲には10分超えのものも)、じっくり腰を据えて聴き浸りたいなと実感できる、そんな作品です。アルバムはApple Musicでも配信中ですので下記リンク先から是非。