ブライアン・マックナイト(Brian McKnight)直系といえるインディR&B/ジャズ界の注目ミュージシャン、マット・カッソン(Matt Cusson)から、クリスマスソング集が到着しました。配信のみですが、日本でも購入可能です。4曲入り600円。
・iTunes Store - Matt Cusson - It's Christmas Time - EP(一部試聴可能)
My Christmas EP is NOW AVAILABLE ON ITUNES!!!!!! instagr.am/p/SqeNpcFAQG/
— Matt Cussonさん (@mattcusson) 11月 30, 2012
先月15日にはリリースしていたようで、自分は今朝になってはじめて知りました。ぬくもり溢れる大人のクリスマスソング集となっています。
マット・カッソンは『ブライアン・マックナイトの日本公演でキーボード・プレイヤーとして共に来日した』(HMV - Matt Cusson『Matt Cusson』アルバムレヴューより)経緯を持ち、マットのWikipediaによれば、2000年に彼のライヴを観た(そしてマットの音楽に多大な影響を与えたまさにその)ブライアンに見出され、以降共に活動することに。ゆえに2009年にリリースされたマットの処女作『Matt Cusson』はブライアンの特徴である優しさや美しさも踏襲した素晴らしいアルバムとなりました。また、『Matt Cusson』未収録のジャズナンバー「One Of Those Nights」では2008年度ジョン・レノン・ソングライティング・コンテストのベストジャズソングを受賞するなど、その才能に注目が集まっています(「One Of~」は2010年11月に配信にてリリース)。
・Matt Cusson「One Of Those Nights」
ちなみにマットのWikipediaでは『his self-titled album was a pick for top 10 albums of 2009 in the Japanese Magazine BMR』との表記も。これは音楽雑誌bmr、2010年3月号の”ライター別 2009年のベスト10作品ランキング”において末崎裕之氏が選出したことが基になっているものと思われます。遠く日本でアルバムが評判となっていることをマットはすごく喜んだのではないかと推測します。
マットは近年、「One Of~」のリリースの他、”マイケル・ジャクソン - マン・イン・ザ・ミラー”トリビュートコンサートツアーに参加。またハヴィエアーの2011年のクリスマスソング集『A Very Acoustic Christmas』にも参加しています(ハヴィエアーのオーディション優勝後の”扱いの悪さ”については、先述した末崎氏のブログで語られています。たしかに切ないです。しかも『A Very Acoustic Christmas』は日本のiTunesでもAmazonでも配信されていないという…)。
純然たる新譜のアナウンスはまだなので、今年は届いたばかりのクリスマスソング集を聴いてマットの音楽に包まろうと思います。来年の今頃にはマットの新しい音が聴きたいですね。あとはマットの盟友であるハヴィエアーのR&B回帰作も待ちわびてます。