3月11~17日を集計期間とする、3月25日付チャートが昨日発表されたビルボードジャパン。総合ソングスチャートはAKB48「ジワるDAYS」が制しました。
【ビルボード】1,404,936枚を売り上げたAKB48「ジワるDAYS」総合首位獲得 BUMP OF CHICKEN「Aurora」ダウンロード1位で総合5位に初登場 https://t.co/IwvcDilqOo pic.twitter.com/JoCjpajd3v
— Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) March 20, 2019
しかしながら次週以降に不安材料が。
最新3月25日付、@Billboard_JAPAN チャート速報。まずはCHART insight更新 https://t.co/7SJdXgZrdT #AKB48「#ジワるDAYS」がシングルCDセールス指標トップで総合首位。ただルックアップは3位、ポイント数に占めるシングルCDセールス指標9割強で次週急落の可能性 #ビルボードジャパン最新チャート速報
— Kei / BreastKonaka (@Kei_radio) March 20, 2019
ルックアップ指標で3位の #AKB48「#ジワるDAYS」を破ったのは #backnumber および #欅坂46 。両者ともレンタル解禁を発売日から送らせていますが、共に集計期間中の土曜に解禁。他方 #AKB48 は発売日と同日のレンタル解禁ですね #ビルボードジャパン最新チャート速報
— Kei / BreastKonaka (@Kei_radio) March 20, 2019
総合ポイントにおける各指標のバランスが非常に悪く、かたや総合2位の三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE「Yes we are」はシングルCDセールス指標が4割近くを占めつつ、カラオケ以外の指標が全て10位以内に入っており見事なバランスとなっています。両者の次週の順位の逆転は必至、そしてAKB48「ジワるDAYS」が次週どこまで踏みとどまるかに注目です。
今週もトピックが多い中、今日注目するのは星野源「Pop Virus」。
前週までの100位圏外(300位以内)から28位に返り咲いたこの曲、なんと6週ぶりのリエントリーを果たしています。
今週のポイント、各指標毎の構成を見ると驚くべきことにTwitter指標が全体の9割を占めています。
そこには、公式Twitterアカウントの"働きかけ"が有効に作用した…というのが自分の見方です。
“星野源 DOME TOUR 2019『POP VIRUS』”福岡公演を終え、ツアー全て終了しました!
— 星野源 official (@gen_senden) March 10, 2019
初の5大ドームツアーにご来場頂いた皆様、応援して下さった皆様、ありがとうございました!
ぜひ #POPVIRUS を付け、自由にネタバレを気にせず感想をツイートして下さいね。https://t.co/QV4txG9qII
公式Twitterアカウントが提唱したハッシュタグを用いて、さらに星野源さんの名前も付けてツイートすれば、楽曲としての「Pop Virus」のTwitter指標にカウントされる形。アルバムタイトルもツアータイトルも同名ゆえこの現象が成り立つわけで、非常に巧い戦略と言えます。しかもツイートの発信日時は集計開始日である3月11日、午前1時53分。ほぼ1週間分の感想(で星野源さんの名も同時に掲載した)ツイートが加算されるわけです。このツイートの後も星野源さん本人によるライブへの御礼ツイートが2度発信されており、そこには星野源さんの名とハッシュタグが共に掲載。感想&御礼ツイートしたいと思わせる流れが生まれています。
ソングスチャート、28位には前週100位圏外から #星野源「#PopVirus」が返り咲き。Twitter指標がポイントの9割強を占めていますが、ライブツアー終了後の公式アカウントの"ハッシュタグを付けて感想を発信して"ツイートが功を奏した模様。見事なマーケティング力! #ビルボードジャパン最新チャート速報
— Kei / BreastKonaka (@Kei_radio) March 20, 2019
トップ100には「Pop Virus」の他、「恋」も100位圏外から67位に再浮上しています。
星野源さんにおいては、未シングルCD化ながら「アイデア」が2週連続でビルボードジャパンソングスチャートを制した際等の動きを以前記載しましたが、今回も"どうしたら最大限にチャートに反映出来るか"をよく考えているなあと実感させられます。
多くの歌手(芸能事務所、レコード会社)は、この星野源さんサイドの動きを見習う必要があるのではと思うのです。