アメリカのクラブでのDJプレイ数を示す米ビルボードダンスクラブソングスチャート。その最新5月12日付において、伝説的楽曲が上位を伺いつつあります。
・43位(初登場) G.H.ハット feat. アリーナ・レネイ「Sukiyaki」
日本の楽曲で唯一米ソングスチャートを制した坂本九「上を向いて歩こう」のEDM仕様のカバー。BPMが遅いため歌詞の世界観をより強く引き出しているように思います。EDMとの相性も悪くないような。リミキサー/コンポーザーのG.H.ハットのYouTubeアカウントはこの動画が2つ目で実績はこれからというところでしょうが、全米でも知られるこの曲を契機にブレイクとなるでしょうか。
・31位(前週43位) ドナ・サマー「Hot Stuff 2018」
6年前に亡くなったドナ・サマーの、しかも日本でもCMソング等で用いられ有名なこの曲の"2018バージョン"がランクイン。どうやらこのリミックスの模様です。
動画は今回チャートインしたバージョン、「Hot Stuff (Ralphi Rosario And Erick Ibiza 2018 Rework)」をVJのアレックス・リットンが映像化したもの。リミックス(リワーク)したのはラルフィ・ロザリオとエリック・イビザ両氏で、ラルフィ・ロザリオはハウスユニットのロサベル(ロザベル?)としての活動も含め米ビルボードダンスクラブソングスチャートで9曲のナンバーワンを獲得する他、ビヨンセ「Irreplaceable」やジャネット・ジャクソン「Feedback」、セレーナ・ゴメス&ザ・シーン「Naturally」等のリミックスを担当。
ちょっと懐かしさも漂う音(そう思うのは自分がアラフォーだからでしょうが)...レーベルや歌手側からラルフィを起用したいという気持ちが解る気がしますね。そして歌い上げるドナ・サマーとリミックス音源との相性はかなり好いなと。
今回チャートインした曲は伝説的楽曲のカバーもしくはリミックス(リワーク)という形ではありますが、これを機にオリジナルバージョンや、それを歌った方への注目も集まると尚の事嬉しいですね。