最新のビルボードジャパンソングスチャートが発表されました。
【ビルボード】NGT48「春はどこから来るのか?」11.6万枚を売り上げ総合首位、米津玄師「Lemon」9週連続ダウンロード1位 https://t.co/XlGA7IcUvb pic.twitter.com/Gk1WnpNNhB
— Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) 2018年4月18日
今回注目したのは、4月23日付ビルボードジャパンソングスチャート(Hot 100)にランクインしたこちらの2曲。
・ロザリーナ「タラレバ流星群」(33→27位)
・Official髭男dism「ノーダウト」(87→22位)
・ビッケブランカ「ウララ」(63位初登場)
いずれもメジャーでは初となるシングル曲で、全楽曲が最高位を更新。ビッケブランカは昨日リリース、他は前週発売されています。となるとビッケブランカ以外はシングルCDセールスポイントが大きく加算されたゆえ...と想像出来るわけですが、ビルボードジャパンの4月23日付シングルCDセールスチャートをみると「ノーダウト」は56位、「タラレバ流星群」に至ってはランクインしていません。他指標ではデジタルダウンロードにて「ノーダウト」が27位ですが「タラレバ流星群」は100位以内にランクインしておらず、ストリーミングでは両方共に入っていません。では何が牽引に大きく寄与しているかというと。
Billboard JAPANチャート4/23付およびRADIO ON AIR DATA 4/9〜4/15 https://t.co/UdJlIbDnrd pic.twitter.com/tNpUmO6UwX
— ミュージックマンネット (@musicman_net) 2018年4月18日
リンク先の最下部にある"RADIO ON AIR DATA"、いわゆるラジオエアプレイが主な要因と言えそう。最新ソングスチャートの集計期間において、今回紹介した作品が上位3曲となるのです。このランキングは、ビルボードジャパンのCHART insightでも確認出来ますので是非チェックしてみてください。ちなみに、最新の聴取率調査でTBSラジオと並んで同率首位を獲得したJ-WAVEが発表するチャート、『J-WAVE TOKIO HOT 100』(日曜13時)の最新4月15日付分でも、これら3曲が全てランクインしています(なおJ-WAVEのチャートも複合指標に基づくものですが、ラジオオンエアやホームページでの投票の比重がビルボードジャパン以上に高いはずです)。
(ビルボードジャパンのCHART insightの見方ですが、リンク先から表示週を2018年4月23日に合わせ、緑色の"全国のAM/FMラジオ放送回数"をクリックするとラジオエアプレイの順位で上から表示されます。左側には総合順位が掲載されていますので、ラジオと総合とのギャップを確認することが出来ます。)
今回3曲を紹介したのは、複合指標に基づくチャートにおいてラジオエアプレイが他指標と比べ独自色が強く、チャートに多角的な彩りを添えている点が面白いということを紹介したかったため。ビルボードジャパンのチャート一覧から以前あったはずのラジオエアプレイチャートが消え(一部では、ラジオエアプレイの複合指標における比重が弱まったことで出さなくなったのではとの見方があります)、先述したミュージックマンネットの記事では上位5曲しか紹介されていないのが残念ではあるため、せめて上位50曲は紹介し、チャートを見る側にも多角的な視野をもたせてほしい、より多くの気付きをもたらせてほしいと思うのです。そしてラジオエアプレイは今も、総合ソングスチャートにおいて少なからず、でもたしかに重要な意味を持っているのです。