あれ?メインパーソナリティは何処に...と思ったのは自分だけではないはずです。
昨日9月15日放送の『GO!GO!らじ丸』(RABラジオ 月-金曜11時55分)、その15時台。メインパーソナリティの十日市秀悦さんが40分近くもの間、登場しなかったのです。当日の放送は来週金曜29時(土曜5時)まで確認出来ます(radikoタイムフリーはこちらに)。当日のタイムテーブルは下記に。
14時台 十日市キニナ~ル!(金曜コーナー)
(この日はプロレスの話題)
15:00:00-15:04:00 RABニュース
15:05:00-15:09:00 はいうぇい人街ネット青森(事前収録)
15:10:00-15:12:20 りんご生産情報(事前収録)
15:12:20-15:18:37 司法書士法人永田事務所 生コマーシャル
(→天気予報
→民間放送教育協会全国大会2017青森のお知らせ
→マキシマム・ザ・ホルモン「恋のメガラバ」OA)
15:24:25-15:31:15 らじ丸インフォメーション
15:31:50-15:38:50 ライフプラザラジオショッピング→ジングル
15:38:50 スタジオに十日市さん登場
(未記載の時間は通常のCM)
15時台、事前録音分を含むもののおよそ40分もの間アシスタントの上野由加里アナウンサーが進行を行い、他方メインパーソナリティの十日市さんの声は全く聴こえてきませんでした。で、戻ってきて早々、14時台コーナーへのリスナーからのリアクション紹介となったのですが、40分も経っているとその鮮度は流石に落ちていたように思います。他曜日にもらじ丸インフォメーションや15時30分頃のラジオショッピングはあるのですが、こんなにメインパーソナリティの声が聞こえないのは金曜以外見当たりません。何のためのメインパーソナリティなのでしょうか...と思ってしまいました。
尤も、十日市さんが実は『ZIP!FRIDAY』(青森放送 金曜15時50分、青森放送がラジオとテレビ兼営ゆえ出演が可能)のレギュラー出演者でもあるため、そちらに合流するための事前打ち合わせの時間を確保するゆえ...なのかもしれません。しかし、あまりにも長き不在はラジオリスナーに対して失礼だと思うのです。あたかもテレビ優先というふうに映ってしまいます。
また、司法書士法人と法律事務所...取り扱う内容は異なれど(前者は過払い金、後者はB型肝炎の給付金)、お金を手に入れるという似た(ように受け止められてもおかしくない)内容を同じ時間帯に取り上げることに、違和感や膨満感を覚える方は少なくないはずです。無論、これらの放送によりRABラジオには収入がもたらされるわけですがしかし、ラジオでこの手の話題が多過ぎると思うと共に、これらラジオ業界におけるトレンド(収入源)が急にブームじゃなくなった際、ラジオ局は一気に衰弱するのではないかと心配にもなってしまいます。
こういう作りの番組は他局でも少なくないでしょう。ラテ兼営局ゆえの事情がなくとも、インフォマーシャル過多ゆえ生放送なのにライブ感が薄い番組はないわけではないはず。ラジオ番組には、リスナーに膨満感を抱かせない且つ収入源を偏らせない...それを実際に考えた上で中長期的な戦略を行っていただきたいものです。そして番組の顔にはきちんと登場していただきたいと切に願います。
(なお、『GO!GO!らじ丸』のホームページ上ではメインパーソナリティとアシスタントという表記はなく、ともすれば同等の扱いかと思ったのですが、14時台のコーナー名から察するに、男性がメインパーソナリティであることは間違いないでしょう。ゆえに十日市さんを"メインパーソナリティ"と表記した次第です。)
それにしても、メインパーソナリティの長き不在の間に流れた曲が「恋のメガラバ」というのは、番組制作側の空気感打破が目的では...というのは流石に考え過ぎでしょうか。