イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

最近の報道における【強調】って何?

ちょっとした疑問なのですが。

来月から活動を休止し、来年春にも新作を引っ提げて復帰する予定。取材に応じた直太朗は「自分を探検する時間はずっと続くものだと思うので、多分半年だと思います」。小休止=充電期間を強調した。

森山直太朗が半年間の「活動小休止」充電期間と強調 - 日刊スポーツ(9月9日付)より

半年間の充電についての理由はリンク先に掲載されているのですが、強く引っ掛かったのは【強調】という表現。ここ最近の放送において、この【強調】という表現が多用されていますね。

 

【強調】とは『ある事柄を特に強く主張すること』の意味(「強調」の検索結果 - Yahoo!辞書より)。以前ニュースで多用されていたと思しき【主張】という言葉には、『自分の意見を言い張ること』(「主張」の検索結果 - Yahoo!辞書より)の意味があり、二つの言葉の意味を混ぜると【強調】は、『自分の意見を特に強く言い張る』ということになります。【主張】でも問題のないはずの表現を【強調】にしたがる傾向にあるのは、ともすれば記者やメディアが取材対象に対して、”我々を言い負かそうとしている”とか”嘘を付いているかもしれないのについていないと強引に突き通そうとしている”と邪推しているのでは?と。そしてそもそも、取材対象者を信頼していないのでは?とも。昨日、別の報道番組で、記者があたかも警察の取り調べの如く取材対象者に詰め寄った場面を観たのですが、その時感じたものと同様の気味悪さがこの【強調】という言葉から感じられるのですが…穿った見方でしょうか。

この【強調】に限らず、報道番組への違和感はここ最近非常に強くなっています。いずれきちんと掲載してみようと思います。

 

 

さて、森山直太朗さん。今日発売の新曲が非常に素晴らしいのですが(そして自分がはじめて聴いたときのラジオ番組における玉川美沙さんとのやり取りも実に素敵でした)、この曲はフルで聴いてこそその意味がきちんと解るものと思います。その意味では、(紹介のために掲載したとはいえ)下記公式動画も、そして以前の『Mステ』における2番の割愛も、実に勿体無いと思うのでした。