今回公開されたのは、昨年リリースされたクリスマスアルバム『It's a Holiday Soul Party』に収録された、チャールズ・ブラウン「Please Come Home For Christmas」のカバー。クレイアニメーションにて登場しており、シャロン等メンバーもクレイアニメのキャラクターになっています。
mabanua、関口シンゴ、Shingo Suzuki(以上敬称略)等、上質なミュージシャンが多く在籍するorigami PRODUCTIONSに所属するKan Sanoさん。今月7日にリリースしたサードアルバム『k is s』からの先行曲となるこの曲が、最新12月18日付の『J-WAVE TOKIO HOT 100』(J-WAVE 日曜13時)で12位に達し、またエフエム青森『ラジモット!』(月-木曜16時55分 金曜16時)でも今月のヘビーローテーションに選ばれており、おそらくラジオでこの曲を耳にした方は多くいらっしゃることでしょう。
果てしなく続く白の地平と同じように、どこまでも透き通る声…陳腐な表現ですがジーンとくるものがありました。彼女が亡くなって15年が経過していますが(生きていたら今年37歳。逆算すれば「At Your Best…」は15歳以前に録音されたということに…!)、この曲のエバーグリーン感は凄まじいなあと実感です。
タイトルとサビ始まりのインパクト、そしてたしか『夜もヒッパレ一生けんめい』(1994-1995 日本テレビ系)の中で中山秀征さんが歌い、いい意味で胡散臭さを残していたことも胸に大きく焼き付いているこの曲なのですが、歌っているTo Be Continued、通称”トゥビコン”のボーカル岡田浩暉さんが今回”逃げ恥”に出演していることもあって(石田ゆり子さん演じる百合の大学時代のゼミの同期、田島役)、思い出してしまった次第。しかもちょっとキザな役どころが余計にこの曲のイメージピッタリなんですよね。
さて、担当番組の一つ前に放送されている『J-WAVE TOKIO HOT 100』(J-WAVE 日曜13時)、12月11日付チャートではトップ10に漢字一文字の曲が3つもランクインしており、漢字一文字の曲がブームなのかもと実感しています。10位に宇多田ヒカル「道」、5位にRADWIMPS「光」、そして4位が星野源「恋」…いずれも今年を代表する歌手による作品ですが、漢字一文字の曲名というところにも共通点があるのですね。