イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

Kan Sano新作の優雅さに惹かれる

中毒性が極めて高く、聴くほどにハマっています。

・Kan Sano feat. 七尾旅人「C'est la vie」(2016)

mabanua、関口シンゴ、Shingo Suzuki(以上敬称略)等、上質なミュージシャンが多く在籍するorigami PRODUCTIONSに所属するKan Sanoさん。今月7日にリリースしたサードアルバム『k is s』からの先行曲となるこの曲が、最新12月18日付の『J-WAVE TOKIO HOT 100』(J-WAVE 日曜13時)で12位に達し、またエフエム青森『ラジモット!』(月-木曜16時55分 金曜16時)でも今月のヘビーローテーションに選ばれており、おそらくラジオでこの曲を耳にした方は多くいらっしゃることでしょう。

この曲の素敵なところは、R&B(やヒップホップ)をベースにしながら重くなり過ぎず、軽快且つ優雅であるゆえ聴く者に心地よい余韻を残していく点。客演で参加する七尾旅人さんの、ハナレグミさんから少しアクを抜いたような声がより軽快さを増している(それでいて説得力ある)ように思います。そういえば、七尾さんとこういう音楽ジャンルとの相性の好さは、やけのはらさんとの「Rollin' Rollin'」(2009)でも感じたなあと。

 

アルバム『k is s』はApple Musicでも聴取可能(→こちら)。これからフルで聴いてみようと思いますが、個人的には「Can't Stay Away」という曲にMaylee Toddがフィーチャーされていることに驚き、嬉しくなりました。彼女も以前、レトロソウルを醸した「Baby's Got It」がJ-WAVEチャートでトップ10入りした方。

しばらく名前を聞いていなかったのですが、このタイミングで、しかもKan Sanoさん作に参加ということに、Sanoさんのセンスの好さを実感した次第です。

 

それにしても、Sanoさんおよび先述したorigami PRODUCTIONS所属の方々が藤原さくらさんのワンマンツアーに参加しているのは恥ずかしながら知りませんでした。既にツアーは終了しているのですが、彼らがどのような音を鳴らし、そして藤原さんとの相性がどうだったのか、気になって仕方ありません。