イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

米ビルボードシングルチャート、ドレイク参加曲が高位置で初登場

ビルボードシングルチャートを定点観測。

 

日本時間の火曜早朝に発表された、6月25日付最新チャート。ドレイク feat. ウィズキッド&カイラ「One Dance」が通算5週目、4週連続となる1位に。ドレイクはアルバム『Views』も1位を獲得し、シングル・アルバム双方を4週連続で制したことになります。最新チャートについての詳細は下記をご参照ください(トップ10カウントダウン動画もあります)。

ジャスティン・ティンバーレイク「Can't Stop The Feeling!」がセールス部門では「SexyBack」(2006)以来の5週連続首位を記録しラジオエアプレイ部門でも1位(しかもオンエア回数が更に増加)なのですが、総合では今週も3位に留まっており、ドレイクがいかに強いかが解ります。その他今週のチャートでは、前週からラインアップに変更はなく、ほぼ凪のチャートとなっています。

 

注目すべきは11位以下。前週13位のケント・ジョーンズ「Don't Mind」が11位へ。先週ここで取り上げた直後にbmrで同曲の記事が掲載されており、情報量や質の素晴らしさに感服した次第。是非お読みください。

 

そしてこのケント・ジョーンズをフックアップしたDJキャレドの「For Free」が18位に初登場。プロデューサーとして人気の彼が客演に迎えたのが今をときめくドレイクとあれば、高位置での初登場に納得です。Apple Music等で聴くことが出来ます。

 この曲で”For Free(タダで)”と歌われている内容を知ってちょっと苦笑いしてしまいましたが、ドレイクがあのトーンでラップするとなんだか説得力を帯びるというか、しっくり来るから不思議なものです。訳詞は下記ブログに掲載されておりますので是非お読みください(勝手ながら紹介させていただきました。問題があれば削除いたします)。

曲の冒頭でDJキャレドが用いる”Major Key”なるフレーズは、予定されるニューアルバムのタイトルだそう。なんだかしたたかな刷り込みだよなあと思いつつ、曲の好さには抗えません。数度聴いてかなりくせになっている自分がいます。今年を代表するサマーチューンになるか、今後のチャートアクションに注目です。