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今年の春はファンクだ! - ニコル・ウィリス&ザ・ソウル・インヴェスティゲーターズ新作リリース

今日このツイートに触れて、"この春はファンクだ!"と心の中で叫んでしまいました。

 

ニコル・ウィリス&ザ・ソウル・インヴェスティゲーターズ(Nicole Willis & The Soul Investigators)が2006年に発表した『Keep Reachin' Up』は快作、いやそのグルーヴに満ちたファンクネスとニコルの溢れんばかりの熱量で聴き手を一気に飲み込むまさに"怪作"の表現が相応しい逸品。ジャケットのふてぶてしさからして自信の表れといえるでしょう(今日年齢を調べにWikipediaに寄ってみたら今年の暮れに50歳になるとか...驚きです)。

 

ファンクってどんな音楽?という方には、まずはぜひ入門編ともいえるコンピレーション『Keep On The Groove』を手に取ることをオススメします。2006年作、そしてこのコンピレーションにも収録されたニコル・ウィリス~の代表曲をどうぞ。

・Nicole Willis & The Soul Investigators「Keep Reachin' Up」

ライヴではキーはそのままに、BPMを上げて(速めて)よりグイグイ引っ張ってきます。

ブルース・リー(Bruce Lee)が映画『燃えよドラゴン(Enter The Dragon』の中で、"Don't Think, Feel"という名台詞を残していますが、ファンクってまさしくその台詞がピッタリ来る音楽かもしれないですね。

 

 

約7年ぶりにリリースされる『Tortured Soul』(イギリスでは2/8にリリース済)の収録曲をいくつか。タワレコTwitterで引用されていたのは2曲目の「Break Free (Shake A Tail Feather)」。

・Nicole Willis & The Soul Investigators「Break Free (Shake A Tail Feather)」

そして5曲目の「Time To Get Business Straight」。シャウトはないものの、スルメ的な良曲。

・Nicole Willis & The Soul Investigators「Time To Get Business Straight」

素顔というか、ニコル・ウィリスの飾らない姿が逞しく格好良いですね。

 

気になった方はぜひアルバムをチェックしてみてください。国内盤はP-Vineから5/15発売。

それにしてもP-Vineの"5月攻勢"は凄いことになってます。グレン・ルイス(Glenn Lewis)の11年ぶりの復帰作『Moment Of Truth』(5/2発売)に、エンディア・ダベンポート(N'Dea Davenport)が復帰したザ・ブラン・ニュー・ヘヴィーズ(The Brand New Heavies)の7年ぶりの新譜『Forward』(5/8発売)、そしてニコル・ウィリス~...良質なソウル/R&Bを届けんとするレーベルの姿勢が伝わってきます。

 

ちなみに、今年のはじめにラジオ番組のスタッフの方が薦めてくださったファンクがあるのですが、そのマーサ・ハイ(Martha High)『Soul Overdue』(2012)も、もしやと思って調べてみたらレーベルがまさにP-Vineでした。P-Vine、いい仕事しまくり!凄いです。

 

 

追記

ファンクってライヴではBPMが上がる(速くなる)のが常、なのでしょうか? 個人的に大好きなグレン・アンソニー・ヘンリー(Glen Anthony Henry)「Fired Up」もライヴではより畳み掛け度が上がってます。彼の新譜がいつ出るかも気になるところ(Twitterやってるのを発見したので、追いかけてみます)。

・Glen Anthony Henry「Fired Up (from TV Show)」(from『Relax & Love』(2008))