米ビルボードソングスチャートを定点観測。
現地時間の11月20日月曜に発表された、12月2日付最新チャート。ポスト・マローン feat. 21サヴェージ「Rockstar」がカミラ・カベロ feat. ヤング・サグ「Havana」を抑え、6週目の首位を獲得しました。
記事は下記に。
.@PostMalone's "Rockstar," featuring @21Savage, leads the #Hot100 for a sixth week! https://t.co/WbebtzkTjz pic.twitter.com/hc8SEhQn3B
— billboard (@billboard) 2017年11月20日
そしてトップ10はこちら。
先週と順位が変わらなかったのは1位、2位およびJ・バルヴィン & ウィリー・ウィリアム feat. ビヨンセ「Mi Gente」のみ。そのビヨンセはエミネム久々の新曲「Walk On Water」に参加、同曲は14位に初登場しました。デジタルダウンロード2位を記録し、エミネム・ビヨンセ共にトップ100において57曲目のエントリーを果たしています。これはマドンナならびにザ・ローリング・ストーンズと並ぶ歴代19位の記録。エミネムのアルバムリリース如何ではこの順位はすぐに変動しそうですね。
先週は首位交替の可能性を示唆したのですが...結果は「Rockstar」強しという結果に。2曲ともiTunesで安価販売を実施したからでしょう、その影響で「Rockstar」はデジタルダウンロードで前週比13%上昇、更にラジオエアプレイで同5%、ストリーミングに至っては同13%もの上昇(同部門首位)を果たしています。一方「Havana」はデジタルダウンロードで前週比31%もの上昇を果たして同部門首位に立ちました。これにはダディー・ヤンキー参加のリミックスが発表され加算された効果が大きい...と思いきや、ダディー・ヤンキー版は曲全体のセールスに占める割合がわずか11%。ゆえに大きく貢献できず、結果的に総合で2位にとどまったといえるかもしれません。なおストリーミングは前週比1%、ラジオエアプレイは同17%上昇という結果に。
ラジオエアプレイを制したのはイマジン・ドラゴンズ「Thunder」(総合4位)。彼らにとって同部門制覇は初(「Radioactive」は最高2位)であり、しかもポルトガル・ザ・マン「Feel It Still」から首位交替というロックソングの橋渡しという点では、ファン feat. ジャネル・モネイ「We Are Young」~ゴティエ feat. キンブラ「Somebody That I Used To Know」以来5年ぶりとなります。
今週大きく順位を上げたのがリル・パンプ「Gucci Gang」(12→3位)。ストリーミングが前週比34%もの大幅アップ(同部門2位)を果たしていますが、これはこの曲を使ったユーザー参加型ビデオの投稿がストリーミングに大きく影響している模様。昨年末から今年前半にはいわゆる”チャレンジ”モノのヒットが続いていましたが、参加型作品が久々に大ヒットするかに注目です。
ちなみにこの曲、これまでトップ10入りした全楽曲の中で”最も短い”楽曲とのこと。あの映画の曲を破ったというのですから凄いことです。
さて次週は、現地時間で11月19日日曜に開催されたアメリカン・ミュージック・アワードでの披露曲や受賞曲(者)が伸びてくると予想されています。今週トップ10入りした曲の中では「Thunder」(4位)、「Feel It Still」(9位)が披露されていますが果たして。
チャートの全貌は日本時間の今夜判明。テイラー・スウィフト、アルバム効果で楽曲群がどこまで上昇したか気になるところです。