来週スタートの連続ドラマ『SUMMER NUDE』(フジテレビ系 毎週月曜21時)で、主人公を演じる山下智久さんが主題歌も手がけ、しかも真心ブラザーズの名曲「サマーヌード」をカヴァー(「SUMMER NUDE '13」)…ドラマタイトルも主題歌もド直球で挑んできました。主題歌を今日ラジオで耳にしたのですが、キーはオリジナルより低いので歌いやすく、それでいてオリジナルのアレンジを強く踏襲して心地よく、ヒットの予感がしています。ちなみにアレンジは、CHOKKAKU氏とあのOKAMOTO'Sが担当。
(ホーンセクションのところだけがなんか転調したかのように聴こえるので、カラオケで歌う際、慣れないうちはそこにつられてしまうかもしれません。)
というわけで、今日は「サマーヌード」のオリジナルとカヴァーを比較してみましょう。あなたはどの"サマーヌード"がお好きですか?
・真心ブラザーズ「サマーヌード」(from『サマーヌード』(Sg 1995))
ちなみに動画公開は先月。ドラマ主題歌判明のタイミングでと思われます。
・真心ブラザーズ「ENDLESS SUMMER NUDE」(from『ENDLESS SUMMER NUDE』(Sg 1997)
セルフカヴァー版のアレンジもCHOKKAKU氏なんですね。ベストアルバム『GOODDEST』(2009)にはセルフカヴァー版のみ収録。
・真心ブラザーズ「ENDLESS SUMMER NUDE (Tomita Lab. Remix)」
(from『真心COVERS』(2004))
リミックス。もはや完全な冨田ラボサウンド。2番のサビ後の展開はその展開が来るだろうこと分かっていながら、多幸感が味わえます。
・土岐麻子「サマーヌード」(from『Summerin'』(2008))
愛らしい声。この夏ソング集には未収録ですが、ケツメイシのカヴァー、「夏の思い出」(『WEEKEND SHUFFLE』(2006)収録)も素晴らしいです。
・bird「サマーヌード」(from『MY LOVE』(2008))
アルバムからの先行シングルとして選ばれたのがこの曲。アコースティックなダンスサウンドはまさに彼女の真骨頂。KinKi Kids「ジェットコースター・ロマンス」のカヴァーにも挑んでいます。
・クラムボン「サマーヌード」(from『LOVER ALBUM』(2006))
(動画はライヴヴァージョン)
今年カヴァー集第2弾をリリースした彼ら。独特の解釈は流石。しかもアルバムではこの曲の前に「波よせて」(オリジナルはSmall Circle of Friends)を配していて、流れで聴くととりわけ心地良いのです。
その他、Wikipediaによると真心ブラザーズのメンバーのひとり、桜井秀俊さんが"桜井秀俊&パイオニア・コンボ"名義でカヴァー、なんとクリスマスアルバム『MAXIMUM X'MAS』(1996)に収録という変化球も。限りでは音源が未掲載だったのでどんな音なのか気になるところです。
個人的には、どんなアレンジどんな歌唱でも心地よさは変わらないしそれぞれの良さがあるなあと実感。名曲が歌い継がれる理由が解る気がしますね。