イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

【トップアーティストチャート】back numberが3年半ぶりに首位獲得、ストリーミングの好調が原動力に

ソングチャートとアルバムチャートを合算した、ビルボードジャパンのトップアーティストチャート(Artist 100)について毎週"記事化"しています。掲載理由は下記エントリーをご参照ください。

 

ビルボードジャパンでは2025年度下半期の集計期間初週である同年6月4日公開分以降、ソングチャートおよびアルバムチャートのストリーミング指標においてリカレントルールを導入。Streaming SongsチャートおよびStreaming Albumsチャート(後者は未公表)を指標化する際、ソングチャートは総合100位以内に52週、アルバムチャートでは同26週ランクインした作品に対し、翌週以降減算処理を施します。

<7月1日公開分において新たにリカレントルール対象となった作品>

 

・ソングチャート

 (該当曲はありません。)

 

・アルバムチャート

 King & Prince『STARRING』(6月24日公開分 総合9位)

 M!LK『M!Ⅹ』(同 総合31位)

 Mr.Children『I ♥ U』(同 総合100位)

トップアーティストチャートでは、リカレントルール適用後のストリーミング指標が用いられます。

 

 

7月1日公開分のビルボードジャパントップアーティストチャート(Artist 100 集計期間:6月22~28日)は、back numberが首位を獲得しています。

(7月1日公開分ビルボードジャパントップアーティストチャート、総合10位までにおける指標構成を示したCHART insightを上記に。こちらは有料会員が確認可能なもので、20位未満の指標順位も明示されています。なお、ビルボードジャパンでは有料会員が知り得る情報の掲載を許可しています。)

 

back numberがトップアーティストチャートで首位に立ったのは2023年1月25日公開分以来、およそ3年半ぶりとなります。当週はストリーミングおよびカラオケの2指標を制したほか動画再生8位、ダウンロード31位を獲得。フィジカルセールスおよびラジオは100位未満ながら300位圏内となり、加点対象となっています。

当週は2位の嵐から6位の桑田佳祐さんまで、構成6指標がすべて100位以内に登場。その中にあって2指標が100位未満のback numberが総合首位を獲得したのは、ストリーミングの強さゆえ。当週の集計期間最終日にスタジアムライブツアーが終了したこともあり過去作品が上昇。2011年リリースの「花束」はソングチャートにて、ストリーミング指標の基となるStreaming Songsチャートで初となるトップ10入りを果たしています。

 

前週のトップ10未満から当週新たにトップ10内へ登場したのは桑田佳祐さん(50→6位)、NEXZ(100位未満→10位)の2組。桑田さんは2022年11月30日公開分(1位)以来、NEXZは昨年7月23日公開分(7位)以来のトップ10内返り咲きとなります。2組はアルバムチャートで1位および2位に初登場した一方、アルバムのストリーミング指標は双方300位未満となり未加点に。次週はアルバム共々歌手別チャートの推移を注視する必要があります。

一方でBTS(10→12位)共々前週のトップ10から後退したなにわ男子(1→51位)は、アルバムチャート2週目における『ND5』のフィジカルセールスが前週比2.3%と大きく下がったこと、そして歌手別チャートのストリーミング指標が高位置とは言い難いこと(49→60位)が歌手別チャート急落の背景にあります。今月スタートするコンサートツアーに合わせて来場者の聴取行動が高まり、ストリーミングが安定するか注目です。

 

11位以下をみると、「愛くださいませ」がソングチャートを制した≠MEが93→11位、『人生』がアルバムチャート4位に初登場したSUPER BEAVERが100位未満→14位、当週の集計期間直前の2日間スタジアムライブを開催した=LOVEが20→15位、そして『THE BOOK for,』がアルバムチャート9位に初登場したYOASOBIが42→18位に、それぞれ上昇しています。特に=LOVEはストリーミング指標12位と高く、次週以降の安定が予想されます。

 

<7月1日公開分トップアーティストチャート  トップ10>

 

1位 (前週3位) back number

2位 (2位) 嵐

3位 (4位) Mrs. GREEN APPLE

4位 (5位) 米津玄師

5位 (6位) M!LK

6位 (50位) 桑田佳祐

7位 (8位) マイケル・ジャクソン

8位 (7位) HANA

9位 (9位) サカナクション

10位 (100位未満) NEXZ