7月1日公開分のビルボードジャパンソングチャート(集計期間:6月22~28日)では、前週首位に立った米津玄師「烏」が2位に後退。≠ME「愛くださいませ」がフィジカルセールス指標初加算に伴い、キャリア初の首位を獲得しています。
本作は6月24日発売の12thシングル。6月11日にミュージックビデオが公開され、先週は94位にチャートインしていたが、CD発売週となった今週は初週セールス431,769枚を売り上げ、一気に首位へと浮上した。≠MEの最高位は「排他的ファイター」の3位だったが、本作で初の総合首位を獲得した。
【ビルボード】≠MEが「愛くださいませ」で自身初の総合首位、W杯効果かSUPER BEAVER「クライマックス」が浮上 https://t.co/UKOc9vVOPS
— Billboard JAPAN(ビルボードジャパン) (@Billboard_JAPAN) 2026年7月1日
≠MEにおいて、これまでのキャリア最高位を記録していた「排他的ファイター」はフィジカルシングルにおける前作に該当。そのフィジカルセールスは初週401,223枚を記録しており(2,025年12月17日公開分)、今作「愛くださいませ」(431,769枚)とは大きく変わらないといえます。一方でフィジカルセールス指標初加算週においては「排他的ファイター」が6,871ポイントに対し「愛くださいませ」は7,830ポイントを記録しています。


(上記CHART insightは有料会員が確認可能なもので、20位未満の指標順位も明示されています。ビルボードジャパンでは有料会員が知り得る情報の掲載を許可しています。)
2曲のポイント差は、フィジカルセールス指標初加算時の他指標動向が影響しています。「排他的ファイター」はダウンロード指標(100位未満(300位圏内))のみが加点されたのに対し、「愛くださいませ」ではダウンロード81位、ストリーミング66位、動画再生52位と、3指標が加点対象に。ビルボードジャパンもハイライトとして紹介しているこれら指標の加点が、米津玄師「烏」に800ポイント以上の差をつけた要因といえます。
【今週のJAPAN Hot 100ハイライト】
— Billboard JAPAN(ビルボードジャパン) (@Billboard_JAPAN) 2026年7月1日
≠ME「愛くださいませ」
自身初の総合首位獲得💎
CD売上は自己最多43.1万枚を記録
ダウンロード・ストリーミング・MVもトップ100入り#ノイミー https://t.co/y2hRW9yLXK pic.twitter.com/gB4Bvu56AF
興味深いのは、ストリーミングの安定です。≠ME「愛くださいませ」ではこの指標が93→97→66位と推移しています。

一方、主要サブスクサービスの週間チャートでは(各サービス毎に集計期間は異なりますが)LINE MUSICでのみチャートインしているということが上記ストリーミング表から解ります。これは「愛くださいませ」がLINE MUSIC再生キャンペーンを採用していることに伴います。
(≠ME公式Xアカウントによる投稿より(ポストはこちら)。)
≠MEは前作「排他的ファイター」でも再生キャンペーンを採用していましたが(公式Xアカウントによるポストはこちら)、フィジカルリリース前に終了となっていました。「愛くださいませ」ではフィジカル発売日からの2週間を開催期間としていることで、フィジカルセールス指標初加算時にストリーミング指標が加わっています。
また当週は、姉妹グループである=LOVEの作品が浮上。このことも≠MEの注目度上昇につながっているかもしれません。

=LOVEは当週の集計期間直前の2日間に国立競技場公演を開催したことで、最新7月1日公開分のビルボードジャパンソングチャートでは100位以内登場が1→5曲に増加。特にストリーミングが強く、同指標で最大のシェアを誇るApple Musicでは週間チャート54位までに5曲がランクインしています。=LOVEについては下記エントリーにて先月採り上げていますが、ライブ開催がチャート上でのステップアップにもつながった形です。
=LOVEに比べればまだまだ強くはないといえる≠MEですが、「愛くださいませ」が週間チャートを制したことで名刺代わりの作品を手に入れたといえるかもしれません。歌手としての今後の推移に注目すると共に、「愛くださいませ」がロングヒットに至るかを注視することが重要です。