(※追記(6月2日18時38分):Global 200における日本の楽曲動向を追記しています。)
現地時間の6月1日月曜に発表された、最新6月6日付米ビルボードソングチャート(集計期間:5月22~28日)。ドレイク「Janice STFU」が2連覇を達成しています。
Drake’s ‘Janice STFU’ Becomes His First Multi-Week Hot 100 No. 1 This Decadehttps://t.co/uPXYibXtPW
— billboard (@billboard) 2026年6月1日
ドレイク「Janice STFU」はストリーミングが前週比22%ダウンの3150万(同指標2週目の首位)、ダウンロードが同39%ダウンの2,000(同指標15位)、ラジオが同240%アップの730万(同指標50位未満)を記録しています。「Janice STFU」は総合ソングチャートと集計方法を同一とするホットR&B/ヒップホップソングチャート、およびホットラップソングチャートでも首位をキープしています。
ドレイクは「Janice STFU」が14曲目の首位獲得作品となり、マイケル・ジャクソンを抜いて男性ソロ歌手では最多保持者に。そして同曲は、2020年代によるドレイクの首位曲として初めて複数週で首位を獲得したことになります。
<米ビルボードソングチャート ドレイクによる複数週首位獲得曲>
・「Work」(リアーナ feat. ドレイク 2016年3月5日付以降 9週)
・「One Dance (feat. ウィズキッド & カイラ)」(2016年5月21日付以降 10週)
・「God's Plan」(2018年2月3日付(初登場)以降 11週)
・「Nice For What」(2018年4月21日付(初登場)以降 8週)
・「In My Feelings」(2018年7月21日付以降 10週)
・「Janice STFU」(2026年5月30日付以降 2週)
ドレイクは前週、アルバムチャートにて史上初となるトップ3を『Iceman』『Habibti』および『Maid Of Honour』にて独占し、ソングチャートでは『Iceman』からトップ10内に9曲を初登場にて送り込んでいました。当週は「Janice STFU」が首位をキープしたほか、「Shabang」が4位をキープ、フィーチャーおよびモリー・サンタナを迎えた「Ran To Atlanta」が2→6位、および「Whisper My Name」が3→9位と推移し、4曲が当週トップ10内に入っています。なお「Shabang」はラジオ指標にて前週比56%アップの180万を記録。ちなみにドレイクは史上最多となる90曲のトップ10ヒットを保有しています。
集計期間初日にリリースされたオリヴィア・ロドリゴ「The Cure」が、当週5位に初登場。ストリーミング1970万、ダウンロード9,000およびラジオ292,000を記録しています。6月12日にリリースされるアルバム『You Seem Pretty Sad For A Girl So In Love』からの2曲目のシングルは、オリヴィアにとってキャリア8曲目のトップ10ヒットに。なおニューアルバムからの最初のシングルとなる「Drop Dead」は5月2日付にて首位初登場を果たしています。
「The Cure」はホットロック&オルタナティブソングチャートにて、「Brutal」(2021)、「Bad Idea Right?」(2023)に続きオリヴィアにとって3曲目となる首位獲得を果たしています。
ちなみに、”The Cure”というタイトルの同名異曲となる、レディー・ガガによる「The Cure」は総合ソングチャートにて2017年5月に39位を記録しています。
オリヴィア・ロドリゴによる「Drop Dead」そして「The Cure」は、ロックの殿堂入りを果たしたロバート・スミス率いるザ・キュアーへの賛歌となります。オリヴィアは「Drop Dead」の中で自身の個人的なヒーローであるロバート等が書いた「Just Like Heaven」を間接的に引用。ザ・キュアーによるその「Just Like Heaven」は1998年に米ソングチャートで40位を記録。その翌年には「Love Song」が2位に達しています。
ちなみに米ソングチャートにおけるトップ10ヒットが、トップ10ヒットを輩出した歌手の名前と同一であるという事例は稀にですが発生しています。ロックバンドのクリームは「Sunshine Of Your Love」(5位)および「White Room」(6位)を共に1968年に記録。そしてプリンスによる「Cream」が1991年に首位を獲得しています。
エラ・ラングレー「Choosin' Texas」が5→2位に浮上。ダウンロードにて通算9週目の首位を獲得したほか、複合指標から成るホットカントリーソングチャートでは通算27週目の首位を獲得しています(なおダウンロード指標の数値は記事未掲載)。またエラによる「Be Her」は14→3位に上昇しています。
エラ・ラングレー同様、オリヴィア・ディーンも2曲がトップ10内に。「So Easy (To Fall In Love)」が20→7位、「Man I Need」が17→10位に浮上しています。
ブルーノ・マーズ「I Just Might」が16→8位となり、こちらもトップ10内に返り咲き。ラジオは前週比3%ダウンの6920万を記録し、同指標通算15週目の首位に。また複合指標から成るホットR&Bソングチャートで通算20週目の首位を獲得しています。ラジオ指標(の基となるラジオソングチャート)ではキャリア最長首位を更新し、またホットR&Bソングチャートでは首位獲得週数が自身の「That's What I Like」(2017)に並び最長タイを記録しています。
最新のトップ10はこちら。
This week's top 10 on the #Hot100 (chart dated June 6, 2026).
— billboard charts (@billboardcharts) 2026年6月1日
Details: https://t.co/1zEpyxXmRD pic.twitter.com/g6vdSLV2ui
1位 (前週1位) ドレイク「Janice STFU」
2位 (5位) エラ・ラングレー「Choosin' Texas」
3位 (14位) エラ・ラングレー「Be Her」
4位 (4位) ドレイク「Shabang」
5位 (初登場) オリヴィア・ロドリゴ「The Cure」
6位 (2位) ドレイク feat. フューチャー & モリー・サンタナ「Ran To Atlanta」
7位 (20位) オリヴィア・ディーン「So Easy (To Fall In Love)」
8位 (16位) ブルーノ・マーズ「I Just Might」
9位 (3位) ドレイク「Whisper My Name」
10位 (17位) オリヴィア・ディーン「Man I Need」
続いてグローバルチャートを紹介。200を超える地域の主要デジタルプラットフォームによるストリーミングとデジタルダウンロードで構成され、歌手のホームページでの販売分を含まないグローバルチャート。6月6日付ではGlobal 200にてドレイク「Janice STFU」が2連覇を達成、またGlobal 200から米の分を除くGlobal Excl. U.S.ではBTS「SWIM」が通算8週目の首位を獲得しています。
BTS’ ‘Swim’ Ties ‘Dynamite’ for Its Longest No. 1 Run on Billboard Global Excl. U.S. Charthttps://t.co/co7S4M3TZM
— billboard (@billboard) 2026年6月1日
This week's top 10 on the Global 200 (chart dated June 6, 2026).
— billboard charts (@billboardcharts) 2026年6月1日
Details: https://t.co/VWmtfHXOu9 pic.twitter.com/SJxNo2VE95
This week's top 10 on the Global Excl. U.S. chart (dated June 6, 2026).
— billboard charts (@billboardcharts) 2026年6月1日
Details: https://t.co/VWmtfHXOu9 pic.twitter.com/OaIa4c81ND
今回の記事では、Global Excl. U.S.が先に採り上げられています。
BTS「SWIM」はGlobal Excl. U.S.にてストリーミングが前週比8%ダウンの4180万、ダウンロードが同8%アップの2,000を記録し、このチャートにてBTSにおけるキャリア最長タイの首位曲に。なお米ビルボードによるグローバルソングチャートは2020年秋にスタートしています。
<Global Excl. U.S. BTSの首位獲得曲>
・8週 「SWIM」(2026)
・8週 「Dynamite」(2020)
・5週 「Butter」(2021)
・1週 「Take Two」(2023)
・1週 「Yet To Come」(2022)
・1週 「My Universe (with コールドプレイ)」(2021)
・1週 「Permission To Dance」(2021)
・1週 「Life Goes On」(2020)
BTS「SWIM」は4月に首位にて初登場を果たし、キャリア8曲目の首位獲得作品に。このチャートにおける首位獲得数においてはバッド・バニー、BLACKPINKおよびテイラー・スウィフトの4曲を大きく上回っています。なお「SWIM」はGlobal 200において10→4位と推移しています。
そのGlobal 200ではドレイク「Janice STFU」が首位をキープ。ストリーミングは前週比20%ダウンの5570万、ダウンロードは同33%ダウンの2,000を記録し、このチャートにてキャリア4曲目の首位獲得曲にして初めて、複数週での首位に至っています。なお前週はこのチャートにてドレイクが7位までを占め、トップ10内には8曲が登場していましたが、当週のGlobal 200におけるドレイクのトップ10ヒットは「Janice STFU」、および「Shabang」(5→9位)の2曲となります。なお「Janice STFU」はGlobal Excl. U.S.にて5→7位と推移し、同チャートにおけるドレイクのトップ10入りはこの曲のみとなります。
Global 200ではオリヴィア・ロドリゴ「The Cure」が2位に初登場。ストリーミング5000万およびダウンロード5,000を記録しています。またGlobal Excl. U.S.では同曲は5位にて初登場しています(Global Excl. U.S.における2指標の数値は記事未掲載)。オリヴィアによるトップ10ヒットはGlobal 200で10曲目、Global Excl. U.S.では7曲目となります。
※追記(6月2日18時38分)
日本時間の6月2日夜、Global 200の全容が発表されました。日本の楽曲動向については、Xにて発信しています。
6月6日付 #Global200 における日本の楽曲の動向。
— Kei (ブログ【イマオト】/ポッドキャスト/ラジオ経験者) (@Kei_radio) 2026年6月2日
(集計期間:5月22~28日)https://t.co/SdjUqOxjX2
日本の楽曲は200位以内にランクインしていません。
米ビルボードのグローバルチャート(#Global200、および Global 200から米の分を除いたGlobal Excl. U.S.)については、ブログ #イマオト にて解説しています。https://t.co/WBkj49nD5I
— Kei (ブログ【イマオト】/ポッドキャスト/ラジオ経験者) (@Kei_radio) 2026年6月2日
なおGlobal Excl. U.S.は米ビルボード有料会員のみ閲覧可能のため、10位未満は紹介できません。ご了承ください。