ソングチャートとアルバムチャートを合算した、ビルボードジャパンのトップアーティストチャート(Artist 100)について毎週"記事化"しています。掲載理由は下記エントリーをご参照ください。
ビルボードジャパンでは2025年度下半期の集計期間初週である同年6月4日公開分以降、ソングチャートおよびアルバムチャートのストリーミング指標においてリカレントルールを導入。Streaming SongsチャートおよびStreaming Albumsチャート(後者は未公表)を指標化する際、ソングチャートは総合100位以内に52週、アルバムチャートでは同26週ランクインした作品に対し、翌週以降減算処理を施します。
<4月15日公開分において新たにリカレントルール対象となった作品>
・ソングチャート
幾田りら「恋風」(4月8日公開分 総合61位)
・アルバムチャート
RADWIMPS『あにゅー』(4月8日公開分 総合43位)
BABYMONSTER『WE GO UP』(同 総合47位)
トップアーティストチャートでは、リカレントルール適用後のストリーミング指標が用いられます。
4月15日公開分のビルボードジャパントップアーティストチャート(Artist 100 集計期間:4月6~12日)は、BTSが首位を獲得しています。

(4月15日公開分ビルボードジャパントップアーティストチャート、総合10位までにおける指標構成を示したCHART insightを上記に。こちらは有料会員が確認可能なもので、20位未満の指標順位も明示されています。なお、ビルボードジャパンでは有料会員が知り得る情報の掲載を許可しています。)
BTSはトップアーティストチャートにて3年9ヶ月ぶりに首位返り咲きを果たして以降、4連覇を達成。アルバム『ARIRANG』が総合アルバムチャートで4週連続首位を獲得したことが大きく、同チャートの記事では『2位に2倍以上のポイント差をつけ』たことが紹介されています。総合アルバムチャートでの4週連続首位は、Snow Man『THE BEST 2020 - 2025』(2025年4月16日公開分以降 4週連続)以来となります。
当週はソングチャートにて「2.0」が19→10位に上昇。集計期間中にミュージックビデオが公開されたことで動画再生指標が8→3位と推移したのみならず、ストリーミング指標も23→8位に上昇しています。アルバムチャートにストリーミング指標が組み込まれて以降はアルバムリリース後の複数曲でのミュージックビデオ制作が尚の事進んでいる印象ですが、今回のチャート動向からは聴取行動の再上昇が目的のひとつと読み取れます。
その「2.0」をはじめ、BTSは当週もソングチャートで9曲が100位以内にランクイン。さらにストリーミング指標の基となるStreamimg Songsチャートでは「Dynamite」が89位に上昇し、2023年7月26日公開分以来142週ぶりに100位以内登場を果たしています。
歌手別チャートでは総合6位まで、ストリーミング指標と順位が変わらず。その点から、当該指標の重要性が読み取れます。またトップ10内には当週、MAZZEL(53→7位)、乃木坂46(36→9位)および増田貴久さん(未ランクイン→10位)の3組が浮上しています。ストリーミング指標は順に28位、36位そして100位未満(300位圏内)となっており、次週の総合における下落幅はこの順に沿う形で大きくなっていくかもしれません。
なおMAZZELと増田貴久さんは共に総合アルバムチャートで初登場。フィジカルセールスは後者による『増田貴久のカバー』が上回るも、ダウンロードそしてストリーミングで前者の『Banquet』が勝り、総合では『Banquet』が3位、『増田貴久のカバー』が4位に。なお『増田貴久のカバー』デジタル版ではSMAPおよびTOKIOのカバーは収録されていません。
前週トップ10内に復帰した3組の当週動向をみるとNiziUが4→38位、=LOVEが9→16位およびKing Gnuが10→11位に。そのうちストリーミング指標は順に32→41位、22→22位そして8→8位となっています。フィジカルセールス指標加算2週目にて総合での下落幅を抑えるにはストリーミングの維持が如何に重要か、この点から理解できるのではないでしょうか。
<4月15日公開分トップアーティストチャート トップ10>
1位 (前週1位) BTS
2位 (2位) HANA
3位 (3位) Mrs. GREEN APPLE
4位 (5位) back number
5位 (7位) M!LK
6位 (6位) Mr.Children
7位 (53位) MAZZEL
8位 (8位) 米津玄師
9位 (36位) 乃木坂46
10位 (再登場) 増田貴久