イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

2026年3月の私的トップ10ソングス、選びました

2020年1月にスタートした【私的トップ10ソングス+α】企画、今回は2026年3月分です。前の月にリリースされた曲を中心に選出しています。ミュージックビデオ等動画がない曲も含め、エントリーの最後に掲載したSpotifyプレイリストでチェックしてください。

これまでの私的トップ10ソングス等についてはこちら。Spotifyを利用し、最新曲のみで構成されるプレイリスト(New Music WednesdayNew Music Friday JapanNew Music FridayおよびMonday Spin)を毎週チェックしています。

 

なお、"私的トップ10ソングス"とあるように、月イチで紹介するこのエントリーは完全な私見に基づくベストソング選出企画となります。音楽チャート等紹介の際、個人的な作品への思い入れを乗せないよう心掛けています。

 

 

10位 CADEJO (カデホ)「Kessel Run (For The Rebellion)」

あまりに心地良い、ギターを主体としたインストゥルメンタル。ドラムの音が目立つゆえかアレンジに良い意味での隙が生まれ、グルーヴがさらに増幅しています。Original LoveとのコラボEPを今月リリースしたと知り、その組み合わせに納得した次第です。

 

9位 アレックス・アイズレー「Maybe Again」

アーニー・アイズレーの娘、アレックスによるアルバム『When The City Sleeps』収録曲。アーニーが所属するアイズレー・ブラザーズのボーカル、ロナルド同様にファルセットの心地良さは抜群。また憂いの表現にも長けています。

 

8位 トピック、シムザ & A7S「Missing You」

南アフリカ出身のシムザ等と共作したことでアフロビートがフィーチャーされつつ、ラテン的な香りも。国籍や地域を問わないダンスミュージックとなり、また奥行あるサビのコーラスを挿入することでアンセムとしての側面も高めています。

 

7位 モノンクル「渦」

いきものがかりのトリビュートアルバムにて近年リバイバルヒットした「コイスルオトメ」を任され、モーニング娘。「抱いてHOLD ON ME!」のカバーも自身の色に染め上げた2人組。レイドバックしたR&B的アレンジからはそのメンバー構成も含め、DREAMS COME TRUEによるドープなアプローチを想起。

 

6位 レカン「Safety」

サビがアン・ヴォーグ「Whatever」を思わせつつ、より厳かなR&Bに仕上がったレカン『For All The Right Reasons Vol. 1』収録曲。ゴスペル的なコーラスに対しレカンの声は朴訥さが強い印象ですが、この声がゴスペルにおける”赦し”の表現を高めることに成功したと感じています。

 

5位 アレッシア・カーラ feat. ノラ・ジョーンズ「I'm In Trouble」

ダウンローでジャジーな新曲は、あのノラ・ジョーンズをフィーチャー。落ち着いたアレッシアの声も魅力的ながら、何よりノラによる場の支配力が凄まじく、ジャズを制した者としての凄みを感じます。

 

4位 レイ feat. ハンス・ジマー「Click Clack Symphony」

ニューアルバム『This Music May Contain Hope.』からの先行曲は映画音楽の巨匠、ハンス・ジマーを迎えるという、まさかのアプローチ。ビヨンセを思わせる「Where Is My Husband!」のヒットでバラエティ豊かなアルバムになると想起しつつ、そこまでとはと驚きは隠せません。「Where Is My Husband!」ではボーカルの強くなさを感じたものの、ハンス・ジマーを迎えた新曲はアレンジと声とがしっかりハマっている印象です。

 

3位 トム・ミッシュ feat. カイディ・アキニビ「Days Of Us」

カイディ・アキニビが奏でるサックスのリフレインが幻想的な空間を演出する一方で、トムによるボーカルは(おそらく)無加工。それによってアレンジにさらなる奥行きが生まれ、聴き手をより深い場所に誘ってくれます。

 

2位 サンダーキャット feat. ウィロー「ThunderWave」

サウンドエフェクトとして挿入された波の音共々、”たゆたう”という表現がしっくりくる、ウィローを迎えたミディアムスロー。ポップでソウルでアンビエント的ともいえる、ジャンルを超越した音楽はまさにサンダーキャット的といえます。

 

1位 ジョーダン・ラカイ & ムバイア・ガルシア「Monsters」

世界が不穏に向かっていることを示すかのようなアレンジに惹かれます。音の奥深さ、印象的なサックスの音色に加えて、感情をできる限り排したようなコーラスも、世界の歪さを立体化させているかのよう。6分を超える尺ながら、聴く者を惹き込んで離してくれません。

 

 

以下、次点として10曲。

・SUKISHA & 楓「導火線」

・Night Tempo feat. 後藤真希「Masterplan」

・YONA YONA WEEKENDERS「トキオ・ダンジョン」

・アジャ・モネ feat. ミシェル・ンデゲオチェロ & ジョージア・アン・マルドロウ「Elsewhere」

・ダッチ・インテリア「Go F**k Yourself」

・L・P・ジョビー & エムジー「Spirit Higher」

・ミドリ・イエガー (イエガー碧)「Particles」

・スロウ feat. アラメイ「Sundown」

・ジオネストガイ & リジー・ベルチエ「Never Be The Same」

・Wendy Wander 溫蒂漫步) & Billyrrom「Night Bloom」

この1ヶ月はなぜかしら、コラボレーション作品が強く心に残っています。自分の心の調子は何を意味しているのだろうか…そんなことを感じた次第です。

 

 

Spotifyのプレイリストはこちら。

今月も素晴らしい音楽に出逢えることを願っています。