ソングチャートとアルバムチャートを合算した、ビルボードジャパンのトップアーティストチャート(Artist 100)について毎週"記事化"しています。掲載理由は下記エントリーをご参照ください。
ビルボードジャパンでは2025年度下半期の集計期間初週である同年6月4日公開分以降、ソングチャートおよびアルバムチャートのストリーミング指標においてリカレントルールを導入。Streaming SongsチャートおよびStreaming Albumsチャート(後者は未公表)を指標化する際、ソングチャートは総合100位以内に52週、アルバムチャートでは同26週ランクインした作品に対し、翌週以降減算処理を施します。
<4月8日公開分において新たにリカレントルール対象となった作品>
・ソングチャート
HANA「ROSE」(4月1日公開分 総合13位)
Mrs. GREEN APPLE「クスシキ」(同 総合34位)
・アルバムチャート
(該当作品はありません。)
トップアーティストチャートでは、リカレントルール適用後のストリーミング指標が用いられます。
4月8日公開分のビルボードジャパントップアーティストチャート(Artist 100 集計期間:3月30日~4月5日)は、BTSが首位を獲得しています。

(4月8日公開分ビルボードジャパントップアーティストチャート、総合10位までにおける指標構成を示したCHART insightを上記に。こちらは有料会員が確認可能なもので、20位未満の指標順位も明示されています。なお、ビルボードジャパンでは有料会員が知り得る情報の掲載を許可しています。)
BTSは3年9ヶ月ぶりの首位に返り咲いて以降、3連覇を達成。アルバム『ARIRANG』が総合アルバムチャートで3週連続首位を獲得し、特にストリーミング指標の好調が他の主要チャートにも波及しています。収録曲は最新ソングチャートに9曲ランクイン(ストリーミング指標100位以内登場は13曲)、歌手別チャートでもストリーミング指標3連覇に至り、総合首位をキープした形です。
歌手別チャートトップ10内には3組が復帰。NiziUはアルバム『GOOD GIRL BUT NOT FOR YOU』が23万枚を超えるフィジカルセールスに伴い総合2位に入ったことが大きく、歌手別でも85→4位に急伸しています。一方でそのアルバムチャートはフィジカルセールスで20万枚強の差をつけられたBTS『ARIRANG』がデジタルの勢いで逆転。NiziUはアルバムがストリーミング32位、歌手別チャートでは同32位となっています。
=LOVEは31→9位に上昇。「劇薬中毒」がフィジカルセールス指標初加算に伴い総合ソングチャートを制したことが影響しています。他方、同曲はストリーミング指標34位、歌手別では同指標22位となっており、接触指標の状況如何では次週トップ10内からの後退も考えられます。
その点にて、歌手別チャートにおけるKing Gnuのトップ10内復帰(13→10位)に注目。「AIZO」がオープニングテーマに起用されたテレビアニメ『呪術廻戦』が最終回を迎えた翌週はその映像作品、また集計期間初日に放送された『CDTVライブ!ライブ!』(TBS)におけるパフォーマンスの評判が、「AIZO」のソングチャート上昇(8→6位)に寄与。ストリーミング指標は同曲最高の2位に達しています。
次週は「AIZO」においてテレビパフォーマンス等の効果は弱まるものの、歌手別チャートでは共にトップ10内に返り咲いたNiziUや=LOVEを上回る可能性が考えられます。
11位以下をみると、藤井風さんが22→21位に上昇。ダウンロード33→9位、ストリーミング19→16位等、デジタルが好調に推移しています。これはアルバム『Prema』のフィジカル初回盤に同梱された『Pre:Prema』が集計期間5日目(日本時間13時)に解禁されたことに伴うもので、(『Pre:Prema』が合算対象となったとみられる)『Prema』はダウンロード61→3位、ストリーミング68→41位と推移し総合では65→34位に上昇しています。
藤井風さんは今週末から開催されるコーチェラ・フェスティバルに参加。1週目は日本時間の4月12日朝に登場し、YouTubeでも配信。次週以降のチャートにどう反映するか、注目です。
<4月8日公開分トップアーティストチャート トップ10>
1位 (前週1位) BTS
2位 (2位) HANA
3位 (3位) Mrs. GREEN APPLE
4位 (85位) NiziU
5位 (5位) back number
6位 (4位) Mr.Children
7位 (6位) M!LK
8位 (8位) 米津玄師
9位 (31位) =LOVE
10位 (13位) King Gnu