(※追記(4月7日19時09分):Global 200における日本の楽曲動向を追記しています。)
現地時間の4月6日月曜に発表された、最新4月11日付米ビルボードソングチャート(集計期間:3月27日~4月2日)。前週首位初登場を果たしたBTS「SWIM」は2位に後退、エラ・ラングレー「Choosin' Texas」が通算5週目となる首位を獲得しています。
Ella Langley’s ‘Choosin’ Texas’ Rules Billboard Hot 100 for Fifth Weekhttps://t.co/OZF8cosdIj
— billboard (@billboard) 2026年4月6日
エラ・ラングレー「Choosin' Texas」はストリーミングが前週比1%アップの2390万(同指標通算6週目の首位)、ダウンロードが同28%アップの8,000(同指標2位)、ラジオが前週とほぼ変わらず4320万(同指標8位)を記録しています。
当週「Choosin' Texas」が注目を集めたのは、同曲のミュージックビデオが4月1日に公開されたことに伴います。エラ・ラングレーが共同監督を務め、テキサス州フォートワースで撮影されたこの動画ではエラ自身に加えてシンガーソングライターのケイトリン・バッツ、俳優兼歌手のルーク・グライムス(両名共に米ビルボードのチャートへランクインした経験有り)、「Choosin' Texas」の共同ソングライター/プロデューサーであるミランダ・ランバート、そしてライアン・フィリップとリース・ウィザースプーンの娘であるアヴァ・フィリップ等が出演しています。
「Choosin' Texas」は総合ソングチャートと集計方法を同一とするホットカントリーソングチャートにて、通算19週目の首位を獲得。この曲は4月10日にリリースされる2枚目のアルバム『Dandelion』に収録されます。
注目はエラ・ラングレー「Choosin' Texas」がオリヴィア・ロドリゴ「Drivers License」(2021 8週)に続き、2020年代において主演名義にて初めて米ビルボードソングチャートを制した曲が通算5週以上その座に在籍した女性歌手作品であるという点です。
以下は1958年に開始した米ビルボードソングチャートにて、初の首位獲得曲が通算5週以上その座に就いた女性歌手による作品。なおHUNTR/Xやエンカント・キャストのようにグループの一員としてクレジットされている歌手を除きます。
<米ビルボードソングチャート 初の首位獲得曲にして5週以上制した女性歌手作品>
・1960年代
ルル「To Sir With Love」(1967 5週)
・1970年代
キャロル・キング「It's Too Late」「I Feel The Earth Move」(1971 5週)
ロバータ・フラック「The First Time Ever I Saw Your Face」(1972 6週)
デビー・ブーン「You Light Up My Life」(1977 10週)
・1980年代
アイリーン・キャラ「Flashdance...What A Feeling」(1983 6週)
マドンナ「Like A Virgin」(1984-1985 6週)
・1990年代
ヴァネッサ・ウィリアムス「Save The Best For Last」(1992 5週)
フェイス・エヴァンス「I'll Be Missing You」(1997 11週)
(パフ・ダディとの共演、112が客演参加)
ブランディ & モニカ「The Boy Is Mine」(1998 13週)
ジェニファー・ロペス「If You Had My Love」(1999 5週)
クリスティーナ・アギレラ「Genie In A Bottle」(1999 5週)
・2000年代
アリシア・キーズ「Fallin'」(2001 6週)
メアリー・J. ブライジ「Family Affair」(2001 6週)
アシャンティ「Foolish」(2002 10週)
ビヨンセ「Crazy In Love」(2003 8週)
(ジェイ・Zが客演参加)
ネリー・ファータド「Promiscuous」(2006 6週)
(ティンバランドが客演参加)
ケイティ・ペリー「I Kissed A Girl」(2008 7週)
・2010年代
ケシャ「TiK ToK」(2010 9週)
アデル「Rolling In The Deep」(2011 7週)
カーリー・レイ・ジェプセン「Call Me Maybe」(2012 9週)
ロード「Royals」(2013 9週)
イギー・アゼリア「Fancy」(2014 7週)
(チャーリーXCXが客演参加)
メーガン・トレイナー「All About That Bass」(2014 8週)
アリアナ・グランデ「Thank U, Next」(2018 7週)
リゾ「Truth Hurts」(2019 7週)
・2020年代
オリヴィア・ロドリゴ「Drivers License」(2021 8週)
エラ・ラングレー「Choosin' Texas」(2026 5週)
エラ・ラングレーはデビー・ブーンに続き、カントリージャンルをメインに活動する歌手としてこの記録を達成。デビーは1977年から1981年にかけて、ホットカントリーソングチャートに10曲以上送り込んでいます。
前週首位初登場を果たしたBTS「SWIM」は2位に後退。ダウンロード指標は前週比29%ダウンの67,000を記録し、同指標2週目の首位を獲得しています。
オリヴィア・ディーンは当週も2曲がトップ10入り。「Man I Need」が3位にて変わらず、また「So Easy (To Fall In Love)」は7→6位となり同曲最高位を更新しています。
ブルーノ・マーズ「I Just Might」は4位をキープ。ラジオ指標では前週とほぼ変わらず8100万を記録し、同指標通算7週目の首位に立っています(記事では6週目となっていますが同曲は2月28日付以降首位獲得中につき弊ブログでは7週目と表記)。「I Just Might」は総合ソングチャートと集計方法を同一とするホットR&B/ヒップホップソングチャートならびにホットR&Bソングチャートにて、共に12週目の首位を獲得。前者のチャートでは首位獲得週数においてキャリア最長記録を更新しています。
アレックス・ウォーレン「Ordinary」は今週も5位に。トップ5入りは通算44週目となり、ザ・ウィークエンド「Blinding Lights」(2020-2021)を上回り歴代単独2位に上昇。なお最長記録はシャブージー「A Bar Song (Tipsy)」(2024-2025 47週)が保有しています。
ピンクパンサレス & ザラ・ラーソン「Stateside」は8位をキープ。ホットダンス/ポップソングチャートでは通算7週目の首位を獲得しています。
最新のトップ10はこちら。
This week's top 10 on the #Hot100 (chart dated April 11, 2026).
— billboard charts (@billboardcharts) 2026年4月6日
Details: https://t.co/XEsrqGr0S9 pic.twitter.com/1CN7q44b5k
1位 (前週2位) エラ・ラングレー「Choosin' Texas」
2位 (1位) BTS「SWIM」
3位 (3位) オリヴィア・ディーン「Man I Need」
4位 (4位) ブルーノ・マーズ「I Just Might」
5位 (5位) アレックス・ウォーレン「Ordinary」
6位 (7位) オリヴィア・ディーン「So Easy (To Fall In Love)」
7位 (6位) HUNTR/X(ハントリックス)(イジェ、オードリー・ヌナ & レイ・アミ)「Golden」
8位 (8位) ピンクパンサレス & ザラ・ラーソン「Stateside」
9位 (9位) テイラー・スウィフト「The Fate Of Ophelia」
10位 (10位) ケラーニ「Folded」
続いてグローバルチャートを紹介。200を超える地域の主要デジタルプラットフォームによるストリーミングとデジタルダウンロードで構成され、歌手のホームページでの販売分を含まないグローバルチャート。4月11日付ではGlobal 200、およびGlobal 200から米の分を除くGlobal Excl. U.S.共に、BTS「SWIM」が2週連続で首位を獲得しています。
BTS’ ‘Swim’ Spends Second Week at No. 1 on Billboard Global Chartshttps://t.co/kvO5EoH0ej
— billboard (@billboard) 2026年4月6日
This week's top 10 on the Global 200 (chart dated April 11, 2026).
— billboard charts (@billboardcharts) 2026年4月6日
Details: https://t.co/PYmh1h0esW pic.twitter.com/ybMRVy02V3
This week's top 10 on the Global Excl. U.S. chart (dated April 11, 2026).
— billboard charts (@billboardcharts) 2026年4月6日
Details: https://t.co/PYmh1h0esW pic.twitter.com/swPBwHRVIB
BTS「SWIM」はGlobal 200においてストリーミングが前週比3%ダウンの1億630万およびダウンロードが同49%ダウンの114,000を、Global Excl. U.S.ではストリーミングが前週比3%ダウンの9170万およびダウンロードが同63%ダウンの46,000を、それぞれ記録しています。「SWIM」は双方のチャートにて、BTSにとって8曲目の首位獲得作品に。またアルバム『ARIRANG』からは、「Body to Body」がふたつのチャート共に2位をキープ、また「Hooligan」はGlobal Excl. U.S.にて3→5位と推移しています。
ドミニク・ファイク「Babydoll」がGlobal 200で12→3位、Global Excl. U.S.では14→3位となり、双方のチャートにて同曲最高位を更新しています(これまでの最高位はふたつのチャート共に7位)。
テーム・インパラ & JENNIE(BLACKPINK)「Dracula」がふたつのグローバルチャートでトップ10入り。Global 200ではストリーミングが前週比10%アップの4200万、ダウンロードが同22%アップの3,000を記録し16→4位に、Global Excl. U.S.では17→4位にそれぞれ上昇しています(Global Excl. U.S.における2指標の推移は記事未掲載)。同曲は元々テーム・インパラが昨年10月に単独版としてリリースし、今年2月にJENNIEとの共演版を発表しています。
テーム・インパラは双方のチャートにおいて初のトップ10入り。またJENNIEはソロとしてGlobal 200で5曲目、Global Excl. U.S.では6曲目のトップ10入りを果たしています。BLACKPINKとしては双方にて5曲のトップ10ヒットを輩出しており、JENNIEはGlobal Excl. U.S.でのトップ10ヒットがグループとしての記録を抜いた形に。なおメンバーのソロとしてのトップ10ヒット数は、Global 200ではLISAが3曲、ROSÉが2曲およびJISOOが1曲。Global Excl. U.S.では順に4曲、3曲および2曲となります。
※追記(4月7日19時09分)
日本時間の4月7日夜、Global 200の全容が発表されました。日本の楽曲動向については、Xにて発信しています。
4月11日付 #Global200 における日本の楽曲の動向。
— Kei (ブログ【イマオト】/ポッドキャスト/ラジオ経験者) (@Kei_radio) 2026年4月7日
(集計期間:3月27日~4月2日)https://t.co/SdjUqOxjX2
118位 (再登場) #KingGnu「AIZO」
米ビルボードのグローバルチャート(#Global200、および Global 200から米の分を除いたGlobal Excl. U.S.)については、ブログ #イマオト にて解説しています。https://t.co/WBkj49nD5I
— Kei (ブログ【イマオト】/ポッドキャスト/ラジオ経験者) (@Kei_radio) 2026年4月7日
なおGlobal Excl. U.S.は米ビルボード有料会員のみ閲覧可能のため、10位未満は紹介できません。ご了承ください。