(※追記(3月31日18時26分):Global 200における日本の楽曲動向を追記しています。)
現地時間の3月30日月曜に発表された、最新4月4日付米ビルボードソングチャート(集計期間:3月20~26日)。前週首位を獲得したエラ・ラングレー「Choosin' Texas」は2位に後退、BTS「SWIM」が首位初登場を果たしています。
BTS’ ‘Swim’ Debuts at No. 1 on Billboard Hot 100https://t.co/qJh6mKrNcc
— billboard (@billboard) 2026年3月30日
BTS「SWIM」は米ビルボードソングチャート通算1,190曲目の首位作品に。また初登場での首位獲得は89曲目となります(首位獲得作品の7%が該当)。首位初登場曲については下記記事にて一覧化されています。
Here Are All the Hits That Have Debuted at No. 1 on the Hot 100 https://t.co/yvuZj54xXW
— billboard charts (@billboardcharts) 2026年3月30日
BTS「SWIM」はストリーミング1530万(同指標2位)、ダウンロード154,000(同指標首位)、ラジオ2580万(同指標18位)を記録。ダウンロードはグループとして最多となる13曲目の首位を獲得。そしてストリーミングはキャリア最高位、ラジオにおいては初登場時における自己最高位を更新しています。
ダウンロード指標にはフィジカルセールスも含まれ、今作においては2種のCD(1種にはインストゥルメンタルバージョンを含む)が用意されています。またデジタルではオリジナルバージョンとインストゥルメンタル版が用意されたほか、オリジナルバージョンにおいては3月24日に、メンバー別のジャケット版7種(Alternate Cover)が用意されています。なお先述したインストゥルメンタル版は3月23日にデジタルリリースされ、ストリーミングも解禁されています。
(なお記事には記載がありませんが、ダウンロードにおいては0.69ドルでの安価販売が実施されたことが確認されています。この点についてはBTS『ARIRANG』および「SWIM」が米ビルボードアルバム/ソングチャートを制する可能性…その施策に注目する(3月29日付)にて紹介しています。)
BTSは「SWIM」にてキャリア7曲目の首位を獲得。なお「SWIM」をリード曲に据えた『ARIRANG』は、最新4月4日付米ビルボードアルバムチャートにてキャリア7作品目となる首位を獲得しています。
【米ビルボード・アルバム・チャート】BTS『ARIRANG』で7作目の首位、ルーク・コムズ初登場2位 https://t.co/ik0fxOfDVg
— Billboard JAPAN(ビルボードジャパン) (@Billboard_JAPAN) 2026年3月30日
<米ビルボードソングチャート BTSの首位獲得曲>
・「Dynamite」(2020年9月5日付以降 3週)
・「Savage Love (Laxed - Siren Beat)」(ジョーシュ・シックスエイトファイヴ × ジェイソン・デルーロ × BTS名義) (2020年10月17日付 1週)
・「Life Goes On」(2020年12月5日付 1週)
・「Butter」(2021年6月5日付以降 10週)
・「Permission To Dance」(2021年7月24日付 1週)
・「My Universe」(コールドプレイ & BTS名義) (2021年10月9日付 1週)
・「SWIM」(2026年4月4日付 1週)
BTSは「Savage Love (Laxed - Siren Beat)」を除き初登場にて首位を獲得。6曲の首位初登場はグループでは最多となります。またBTSメンバーのソロ曲としてはJIMIN「Like Crazy」(2023年4月)、ジョングクがラトーを迎えた「Seven」(2023年7月)もそれぞれ1週ずつ首位を獲得しています。
BTSはグループとして、 ビー・ジーズが1971年から1979年にかけて9曲の首位獲得作品を輩出して以来、この半世紀近くでは最多となる首位曲数(7曲)を誇ります。米ビルボードソングチャートが1958年8月に開始して以降、グループとして最多の首位獲得を記録しているのがザ・ビートルズ(20曲)であり、シュープリームス(12曲)、ビー・ジーズおよびローリング・ストーンズ(共に8曲)が続いています。
BTSは「SWIM」が11曲目のトップ10ヒットとなり、ベニー・ブランコおよびスヌープ・ドッグとの「Bad Decisions」(2022年8月 10位)以来のランクインとなります。なおメンバーのソロとしてはジョングクが3曲、JIMINが1曲のトップ10ヒットを輩出しています。
なおタイトルに”Swim”が付いた作品では、BTS「SWIM」が初めて米ビルボードソングチャートを制しています。これまでの最高位はボビー・フリーマン「C'mon And Swim」(1964年8月)の5位でした。
エラ・ラングレー「Choosin' Texas」は2位に後退。同曲は前週、ホットカントリーソングチャートでも首位を獲得した女性歌手による曲として総合首位獲得週数が単独最長を達成していますが、「Choosin' Texas」は当週もそのホットカントリーソングチャートを制しています(通算18週目の首位に)。ストリーミングは前週比9%アップの2370万となり、同指標通算5週目の首位を獲得しています。
ブルーノ・マーズ「I Just Might」は3→4位に。ラジオ指標は前週比1%ダウンの8090万となり、同指標通算6週目の首位をマークしています(なお記事では”5週目”とありますが同曲は2月28日付以降首位を続けています)。なお「I Just Might」は総合ソングチャートと集計方法を同一とするホットR&B/ヒップホップソングチャートならびにホットR&Bソングチャートにて、共に11週目の首位を獲得。前者のチャートではブルーノ・マーズが5曲の首位作品を輩出していますが、「I Just Might」は首位獲得週数において「That's What I Like」(2017)を上回り、キャリア最長を達成しています。
アレックス・ウォーレン「Ordinary」は4→5位にダウン。トップ5入りが通算43週目となり、ザ・ウィークエンド「Blinding Lights」(2020-2021)と並び歴代2位タイに。最長記録はシャブージー「A Bar Song (Tipsy)」(2024-2025 47週)が保有しています。
HUNTR/X(イジェ、オードリー・ヌナ & レイ・アミ)「Golden」は5→6位に。なおこの4年近くにおいてグループにて首位を獲得したのはHUNTR/XとBTSの2組のみであり、共にK-POPジャンルの作品となります(その前に首位を獲得したのは英のグラス・アニマルズによる「Heat Waves」(2022))。
ピンクパンサレス & ザラ・ラーソン「Stateside」は6→8位と推移。ホットダンス/ポップソングチャートでは通算6週目の首位を獲得しています。
最新のトップ10はこちら。
This week's top 10 on the #Hot100 (chart dated April 4, 2026).
— billboard charts (@billboardcharts) 2026年3月30日
Details: https://t.co/LcQPZUtjyF pic.twitter.com/w87yYeZ9e7
1位 (初登場) BTS「SWIM」
2位 (前週1位) エラ・ラングレー「Choosin' Texas」
3位 (2位) オリヴィア・ディーン「Man I Need」
4位 (3位) ブルーノ・マーズ「I Just Might」
5位 (4位) アレックス・ウォーレン「Ordinary」
6位 (5位) HUNTR/X(ハントリックス)(イジェ、オードリー・ヌナ & レイ・アミ)「Golden」
7位 (9位) オリヴィア・ディーン「So Easy (To Fall In Love)」
8位 (6位) ピンクパンサレス & ザラ・ラーソン「Stateside」
9位 (8位) テイラー・スウィフト「The Fate Of Ophelia」
10位 (11位) ケラーニ「Folded」
続いてグローバルチャートを紹介。200を超える地域の主要デジタルプラットフォームによるストリーミングとデジタルダウンロードで構成され、歌手のホームページでの販売分を含まないグローバルチャート。4月4日付ではGlobal 200、およびGlobal 200から米の分を除くGlobal Excl. U.S.共に、BTS「SWIM」が首位初登場を果たしています。
BTS’ ‘Swim’ Is No. 1 As Songs From ‘ARIRANG’ Make Historic Start on Billboard Global Chartshttps://t.co/xkm1sjponG
— billboard (@billboard) 2026年3月30日
This week's top 10 on the #Global200 (chart dated April 4, 2026).
— billboard charts (@billboardcharts) 2026年3月30日
Details: https://t.co/6sdhxxAKxO pic.twitter.com/sFLRvbjHYg
This week's top 10 on the Global Excl. U.S. chart (dated April 4, 2026).
— billboard charts (@billboardcharts) 2026年3月30日
Details: https://t.co/6sdhxxAKxO pic.twitter.com/rbgeGesa06
当週はアルバム『ARIRANG』収録曲が前者で9位まで、後者ではトップ10を占めています。
Global 200においては、テイラー・スウィフト『The Tortured Poets Department』が米ビルボードアルバムチャートに初登場したタイミングで1位から9位までを占めた2024年5月4日付以来となる寡占記録に。そしてGlobal Excl. U.S.におけるトップ10独占は史上初となったのみならず、『ARIRANG』収録曲は13位までを占めています。これまでの記録はテイラー・スウィフト『The Life Of A Showgirl』が米ビルボードアルバムチャートで初登場した際におけるトップ10のうち9曲寡占(2025年10月18日付にて達成)。また今年に入ってからは、2月にバッド・バニーが2週続けてトップ3を占めています。
<2026年4月4日付Global 200 BTSによるトップ10ヒット>
・1位 「SWIM」 ストリーミング1億880万、ダウンロード221,000
・2位 「Body to Body」 ストリーミング6500万、ダウンロード35,000
・3位 「Hooligan」 ストリーミング5020万、ダウンロード21,000
・4位 「FYA」 ストリーミング4820万、ダウンロード20,000
・5位 「NORMAL」 ストリーミング4580万、ダウンロード21,000
・6位 「Aliens」 ストリーミング4420万、ダウンロード19,000
・7位 「Like Animals」 ストリーミング4330万、ダウンロード20,000
・8位 「2.0」 ストリーミング4280万、ダウンロード18,000
・9位 「Merry Go Round」 ストリーミング4070万、ダウンロード17,000
Global 200で唯一トップ10入りしたBTS以外の作品は、ピンクパンサレス & ザラ・ラーソン「Stateside」(10位)となります。
Global Excl. U.S.ではBTSが13位までを独占。9位まではGlobal 200と順位も変わらず、そして10位以下は「they don't know 'bout us」「One More Night」「Please」「Into the Sun」がランクインしています。なおGlobal Excl. U.S.にてBTSの次に高位置に登場したのはドミニク・ファイク「Babydoll」(14位)となります。
BTS「SWIM」はGlobal 200、Global Excl. U.S.共にキャリア8曲目の首位を獲得。そしてBTSのトップ10ヒットはGlobal 200で20曲、Global Excl. U.S.では21曲となり、双方のチャートにてグループとして最高記録を達成しています。
なお、4月4日付米ビルボード各種チャートにおけるBTSの記録については、本日付noteにまとめています。
※追記(3月31日18時26分)
日本時間の3月31日夜、Global 200の全容が発表されました。日本の楽曲動向については、Xにて発信しています。
4月4日付 #Global200 における日本の楽曲の動向。
— Kei (ブログ【イマオト】/ポッドキャスト/ラジオ経験者) (@Kei_radio) 2026年3月31日
(集計期間:3月20~26日)https://t.co/SdjUqOxjX2
日本の楽曲は200位以内にランクインしていません。
前週187位の #米津玄師「IRIS OUT」は200位未満へ後退しています。
米ビルボードのグローバルチャート(#Global200、および Global 200から米の分を除いたGlobal Excl. U.S.)については、ブログ #イマオト にて解説しています。https://t.co/WBkj49nD5I
— Kei (ブログ【イマオト】/ポッドキャスト/ラジオ経験者) (@Kei_radio) 2026年3月31日
なおGlobal Excl. U.S.は米ビルボード有料会員のみ閲覧可能のため、10位未満は紹介できません。ご了承ください。