最新3月25日公開分のビルボードジャパンソングチャート(集計期間:3月16~22日)では、トップ10内に5曲が新たに登場しています。そして5曲のCHART insightからは、興味深い内容が浮かび上がります。
そこで今回は、 本日公開のエントリー(下記参照)に即した形で、今回新たにトップ10入りした5曲、さらには11位および12位のCHART insightを分析します。
<3月25日公開分 ビルボードジャパンソングチャート
当週初めて12位以内に入った曲のCHART insight>
※CHART insightの説明
[色について]
黄:フィジカルセールス
紫:ダウンロード
青:ストリーミング
黄緑:ラジオ
赤:動画再生
緑:カラオケ
濃いオレンジ:UGC (ユーザー生成コンテンツ)
(Top User Generated Songsチャートにおける獲得ポイントであり、ソングチャートには含まれません。)
ピンク:ハイブリッド指標
(BUZZ、CONTACTおよびSALESから選択可能です。)
[表示範囲について]
総合順位、および構成指標等において20位まで表示
[チャート構成比について]
累計における指標毎のポイント構成
・1位 BE:FIRST「BE:FIRST ALL DAY」
・2位 SixTONES「一秒」
・3位 SKE48「サンダルだぜ」
・8位 aoen「秒で落ちた」
9位 THE JET BOY BANGERZ from EXILE TRIBE introduced by Zeebra「HEAD UP」
・11位 ロージークロニクル「Misery ~愛の天秤~」
・12位 CRAVITY「BLAST OUT」
当週のストリーミング表はこちら。なお前回より一部リニューアルしています。



BE:FIRST「BE:FIRST ALL DAY」については、一昨日付ブログエントリーにて分析しています。
今回注目するのは、当週のフィジカルセールス指標2~6位の動向。総合12位までに初登場した5曲のうち3位のSKE48「サンダルだぜ」、および11位のロージークロニクル「Misery ~愛の天秤~」を除く3曲は前週まで構成6指標すべて300位未満であり、総合ソングチャートでは当週初めて登場しています。また「サンダルだぜ」は前週までラジオ指標のみが加点されていました。
4曲のデジタルリリース日は順に、SKE48「サンダルだぜ」が2月4日、aoen「秒で落ちた」が3月9日、THE JET BOY BANGERZ introduced by Zeebra「HEAD UP」が2月25日、そしてCRAVITY「BLAST OUT」が2月18日(なおロージークロニクル「Misery ~愛の天秤~」はフィジカルリリース日と同じ3月18日にデジタル解禁)。4曲のCHART insightからは、デジタル指標群が当週まで1指標も300位以内に入っていないことが解ります。
(CHART insightはどれかひとつでも300位以内に入った指標があれば、その週が1週目となります。)
またストリーミングと同じ接触指標に属し、ストリーミングと比例傾向にある動画再生指標に関して言えば、4曲のうちCRAVITY「BLAST OUT」を除いて前週の集計期間までにミュージックビデオが公開されています。ロージークロニクル「Misery ~愛の天秤~」も2月上旬に解禁されており、動画再生においても公開時から強くなかったといえるのです。
これらの点から、ロングヒット曲においては接触指標群を支えるライト層(歌手のファンではないが曲が気になる方)の存在が、5曲からは見えづらいといえます。そして、フィジカルセールスと同じ所有指標であるダウンロードも300位以内に入らなかったことから、コアファンにおいてはフィジカルセールスこそ重要だという認識が強いのかもしれないと感じた次第です。
これら5曲はデジタルが強くならなければ、次週総合100位未満へ急落する可能性も考えられます。フィジカルセールスこそ重要と考え、そちらを優先するコアファンもいらっしゃるかもしれませんが、デジタルでブレイクした歌手はその後のフィジカルシングルが伸びる傾向にあることが昨年のKAWAII LAB.所属歌手や今年のM!LKから確認可能であり、ゆえにデジタルへの注力が重要と考えます。
さて、当週フィジカルセールス指標を制したSixTONES「一秒」は、一方でデジタル先行ながら当週はストリーミング指標100位未満だったことがさらなる加点につながりませんでした。

また「一秒」とダブルAサイドシングルに設定された「Rebellion」は当週54位に初登場。フィジカルリリース日にデジタル解禁された同曲はダウンロードが4位に入った一方、接触指標群は加点されるも共に100位未満となっています。デジタルニーズは可視化されているといえるため、より効果的な施策が必要と考えます。






