ソングチャートとアルバムチャートを合算した、ビルボードジャパンのトップアーティストチャート(Artist 100)について毎週"記事化"しています。掲載理由は下記エントリーをご参照ください。
ビルボードジャパンでは2025年度下半期の集計期間初週である同年6月4日公開分以降、ソングチャートおよびアルバムチャートのストリーミング指標においてリカレントルールを導入。Streaming SongsチャートおよびStreaming Albumsチャート(後者は未公表)を指標化する際、ソングチャートは総合100位以内に52週、アルバムチャートでは同26週ランクインした作品に対し、翌週以降減算処理を施します。
<3月25日公開分において新たにリカレントルール対象となった作品>
・ソングチャート
=LOVE「とくべチュ、して」(3月18日公開分 総合40位)
・アルバムチャート
(該当作品はありません。)
トップアーティストチャートでは、リカレントルール適用後のストリーミング指標が用いられます。
3月25日公開分のビルボードジャパントップアーティストチャート(Artist 100 集計期間:3月16~22日)は、BTSが首位を獲得しています。

(3月25日公開分ビルボードジャパントップアーティストチャート、総合10位までにおける指標構成を示したCHART insightを上記に。こちらは有料会員が確認可能なもので、20位未満の指標順位も明示されています。なお、ビルボードジャパンでは有料会員が知り得る情報の掲載を許可しています。)
BTSが2022年6月22日公開分以来、およそ3年9ヶ月ぶりに首位返り咲きを達成。これは『ARIRANG』がアルバムチャートで首位を獲得したことに伴うもので、同作品は構成3指標(フィジカルセールス、ダウンロードおよびストリーミング)をいずれも制するという、いわば完全制覇を果たしています。またリード曲「SWIM」はソングチャートで17位に初登場しています。
歌手別チャートではフィジカルセールスとダウンロードの所有2指標を制し、また接触指標群もストリーミング4位、動画再生8位と強さを発揮。さらにはラジオも7位につけています。『ARIRANG』は集計期間5日目にリリースされており(デジタルは同日13時解禁)、わずか3日弱でここまでの勢いを示したこととなります。次週は『ARIRANG』初の1週間フル加算に伴い、ソング、アルバムそして歌手別チャートの推移に注目です。
『ARIRANG』の後塵を拝する形で『HANA』がアルバムチャート2位にダウンしたHANAは、トップアーティストチャートでは1→3位に後退。ストリーミング指標は首位をキープしながら、歌手別チャートではMrs. GREEN APPLEが上回っています。この2組のほかback number、嵐、M!LK等ストリーミングに強い歌手が歌手別チャートで安定した位置を築いており、BTSがその仲間入りを果たすか見極める必要があります。
当週トップ10内に返り咲いたのはBE:FIRST。「BE:FIRST ALL DAY」がソングチャートを制したことで、歌手別チャートでは28→7位に。BE:FIRSTはラジオに強く、この指標で首位に立っています。
また『Osyan』がアルバムチャート3位に初登場したLienelは、歌手別チャートでキャリア最高位となる10位に。一方でアルバムチャートでのデジタル指標群未加点や、前週の歌手別チャートにて全指標未加点だった点を踏まえれば、次週の急落が考えられます。実際、前週『唯一無二』がアルバムチャート2位初登場、歌手別でも4位に入ったWEST.はデジタル未解禁が影響し、ふたつのチャート共に当週100位未満へ急落しています。
トップ10未満をみると、SixTONESが65→11位に上昇。シングル「一秒」「Rebellion」(ダブルAサイド)のフィジカルセールス初加算が影響していますが、同指標加点対象の「一秒」はストリーミング指標が加点されるも100位未満となったこともありソングチャートでは2位に。そして歌手別チャートにも影響したと考えられます。フィジカルリリース曲がその初加算のタイミングで如何にデジタルも強くするか、課題といえます。
<3月25日公開分トップアーティストチャート トップ10>
1位 (再登場) BTS
2位 (前週2位) Mrs. GREEN APPLE
3位 (1位) HANA
4位 (3位) back number
5位 (5位) 嵐
6位 (7位) M!LK
7位 (28位) BE:FIRST
8位 (9位) 米津玄師
9位 (8位) ちゃんみな
10位 (再登場) Lienel