ソングチャートとアルバムチャートを合算した、ビルボードジャパンのトップアーティストチャート(Artist 100)について毎週"記事化"しています。掲載理由は下記エントリーをご参照ください。
ビルボードジャパンでは2025年度下半期の集計期間初週である同年6月4日公開分以降、ソングチャートおよびアルバムチャートのストリーミング指標においてリカレントルールを導入。Streaming SongsチャートおよびStreaming Albumsチャート(後者は未公表)を指標化する際、ソングチャートは総合100位以内に52週、アルバムチャートでは同26週ランクインした作品に対し、翌週以降減算処理を施します。
<3月18日公開分において新たにリカレントルール対象となった作品>
・ソングチャート
CANDY TUNE「倍倍FIGHT!」(3月11日公開分 総合67位)
・アルバムチャート
Saucy Dog『サニーボトル』(3月11日公開分 総合50位)
KANA-BOON『TIME』(同 総合57位)
スピッツ『ハチミツ』(同 総合64位)
RADWIMPS『アルトコロニーの定理』(同 総合83位)
トップアーティストチャートでは、リカレントルール適用後のストリーミング指標が用いられます。
3月18日公開分のビルボードジャパントップアーティストチャート(Artist 100 集計期間:3月9~15日)は、HANAが3週連続で首位を獲得しています。

(3月18日公開分ビルボードジャパントップアーティストチャート、総合10位までにおける指標構成を示したCHART insightを上記に。こちらは有料会員が確認可能なもので、20位未満の指標順位も明示されています。なお、ビルボードジャパンでは有料会員が知り得る情報の掲載を許可しています。)
HANAはセルフタイトル作がアルバムチャートで3連覇を達成、歌手別チャートでも3週連続で首位に。構成6指標のうち5つが後退する中、ストリーミングは首位をキープしています。アルバムチャート2位に初登場したWEST.『唯一無二』が22万を超えるフィジカルセールスを記録していることを踏まえれば、HANA『HANA』はストリーミング指標だけで少なくとも同等のフィジカルセールス換算分を記録したことになるといえます。
そのWEST.はアルバムチャート初登場に伴い、歌手別チャートでも前週の100位未満から4位に上昇。しかしながらダウンロード、ストリーミングおよび動画再生といったデジタル指標群は未加点の状況です。『唯一無二』はフィジカルのみでリリースされており、デジタルが解禁されていたならば同作のみならず過去曲もフックアップされ、歌手別チャートのみならずアルバムチャートでもより高い位置を狙えたものと考えられます。
前週「Five」がソングチャートで2026年度週間最多ポイントを記録した嵐は、歌手別チャートにて3→5位と推移。注目はストリーミングおよび動画再生指標の順位が上昇していること。今回の集計期間中にコンサートツアーがスタートしたことで、彼らの作品がツアー参加者の予習や復習等に用いられたことが見て取れます。嵐は当週のアルバムチャートで6作品が100位以内に登場、且つすべて前週より順位を上げています。
原因は自分にある。が55→6位、櫻坂46が62→10位となり共にトップ10内返り咲き。前者は『文藝解体新書』がアルバムチャート3位、後者は「The growing up train」がソングチャートを制したことが影響しています。歌手別チャートでは所有指標のみならずストリーミング指標も強いのが特徴ながらLINE MUSIC再生キャンペーンに伴うものとみられ、企画終了後にストリーミングそして総合でも上位を維持できるか、注目です。
トップ10未満をみると、稲葉浩志さんが42→11位に。「タッチ」のヒットもさることながら他の曲も聴かれていることに伴い、ストリーミング指標は31位に。またレミオロメンが27→17位に上昇。こちらは「3月9日」の再ヒットに因るところが大きいのですが、同曲は既にソングチャートにてリカレントルールに抵触しています。その中にあってソングチャートでトップ10入り目前に迫ったことは、彼らの勢いを感じるに十分です。
<3月18日公開分トップアーティストチャート トップ10>
1位 (前週1位) HANA
2位 (2位) Mrs. GREEN APPLE
3位 (4位) back number
4位 (100位未満) WEST.
5位 (3位) 嵐
6位 (55位) 原因は自分にある。
7位 (5位) M!LK
8位 (6位) ちゃんみな
9位 (7位) 米津玄師
10位 (62位) 櫻坂46