2月4日公開分(集計期間:1月26日~2月1日)のビルボードジャパンソングチャートは、Number_i「3XL」が首位初登場を果たしています。
本作はメンバーの平野紫耀がプロデュースを手がけた配信シングル。初週75,075DLでダウンロード1位、動画3位、ストリーミング10位、ラジオ1位で本チャートを制した。なお、Number_iが本チャートで首位を獲得するのは5作目(通算6度目)となる。
【ビルボード】Number_iが「3XL」で5作目の総合首位、HANA「Cold Night」は7位に浮上 https://t.co/q9kB2gQw8a
— Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) 2026年2月4日
Number_i「3XL」は1月29日木曜リリースながら、1月26日月曜にApple Music、SpotifyおよびYouTube Musicにて先行配信を実施。複数のサブスクサービスで先行配信という施策については、昨日付ブログエントリーにて紹介しています。


一方で、2月4日公開分ビルボードジャパンソングチャートに即したストリーミング表をみると、Number_i「3XL」では先行配信の対象ではなかったLINE MUSICでも高位置で発進していることが解ります(なお各サブスクサービスにて週間チャートの集計期間は異なります)。同サービスを利用しているNumber_iのコアファンがその解禁を待ちわびて、配信開始後に多く聴いたものと推測します。
「3XL」はNumber_iにとって通算5曲目となるビルボードジャパンソングチャート首位獲得曲に。初登場時にこのチャートで週間4位以内にランクインした9曲の、初登場および2週目における動向表からは最新曲の強さが見て取れます。なお、ビルボードジャパンにおけるNumber_iの記録一覧はNumber_i | Artist | Billboard JAPANにて確認できます。

「3XL」はダウンロード数にて「GOAT」を、ストリーミング指標の基となる再生回数では「BON」を上回っています。特にダウンロード数では、Snow Man「カリスマックス」が2025年9月3日公開分にて記録した72,104DLを上回り、Travis Japanが「T.G.I. Friday Night」が2024年3月27日公開分にて記録した75,135DLに迫っています。なお「T.G.I. Friday Night」は英語詞版と日本語詞版が同時リリースされ、合算されています。
Digital Single「3XL」 ダウンロードキャンペーンスタート!
— Number_i official (@number_i_offic) 2026年1月29日
詳細はキャンペーンページをご確認ください✔️
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Digital Single "3XL" Download Campaign Begins!
Check the campaign page for details✔️ https://t.co/4OuT7Nbrjr
Digital Single「3XL」リリース記念
— Number_i official (@number_i_offic) 2026年1月22日
Stationhead【UNLIMITED LOVE of 3XL】開催決定!
好きな時間にStationheadに参加しよう!
期間:1/26(月)1:00〜2/20(金)23:59
※メンバー参加は1/29(木)19:00~19:30
※メンテナンス時間あり
フォローはこちらから
▶︎https://t.co/kRixjw8MaG#Ni_3XL… pic.twitter.com/NL287nEZjF
Number_i「3XL」のデジタルにおける強さにはダウンロードキャンペーンやStationheadを用いたリスニングパーティーの開催も影響しながら、今回は正式リリース日から集計期間終了までがわずか4日のみだったことでファンダム(音楽チャートに意識的なコアファンの集まりと定義)が熱心に所有や接触行動を採ったことも大きいものと捉えています。
Number_i「3XL」は、当週16,131ポイントを獲得。自身の「GOAT」初登場時に迫ると共に、2025年10月29日公開分における米津玄師「IRIS OUT」(16,088ポイント)以来となる1万6千ポイント超えを果たしています。この点に大きく影響した指標のひとつがラジオです。

CHART insightではラジオが黄緑で表示されますが、「3XL」においてはポイントの2割程度を占めています。この指標はプランテックによるラジオオンエアチャートに基づきますが、そちらでは2位となっています。
2位はNumber_i「3XL」が初登場した。デジタルシングルとして1月29日にリリースされた同曲。一部サブスクリプション・サービスでの先行配信と同じく、26日に先んじてラジオオンエアが開始されると主に関東エリアのFM局を中心に広がっていき、一週間を通じて調査対象の54.8%となるステーションでのオンエア獲得となった。
帯放送の番組/コーナーといった定期枠やスポットCM枠を活用し大量オンエアを積み上げたかっこうだが、その他の番組ではリクエストによるオンエア獲得が広く確認できるなど、ファンダムの力も広く働いたことがうかがえる。
『帯放送の番組/コーナーといった定期枠やスポットCM枠を活用し大量オンエアを積み上げた』点からは、Number_i側がラジオ施策を実行したことが読み取れます。さらにはリクエストに基づくオンエアも確認でき、『ファンダムの力も広く働いたことがうかがえる』と記事では結論付けられています。
他方、ラジオオンエアチャートはMrs. GREEN APPLE「lulu.」が連覇を達成していますが、同曲はプランテックの記事にて『調査対象の77.4%となるステーションでのオンエア獲得と、前週から主にAM局でのカバー率を下げたものの、オンエア数自体は増加』『リクエストオンエア数も前週から2割増し』と掲載。その上で、『大量オンエアを経て楽曲の認知度・人気度をあげてのV2であることが分かる』と紹介されています。
ビルボードジャパンソングチャートのラジオ指標にプランテックのラジオオンエアチャートを落とし込む際、対象放送局の聴取可能人口等が加味されます。Number_i「3XL」においてはMrs. GREEN APPLE「lulu.」よりもオンエア局が少ないながら、『主に関東エリアのFM局を中心に広がって』いったことが、指標化後に「lulu.」を逆転した要因と考えます(『』内は上記記事より)。この見方は、下記エントリー等に基づくものです。
(Mrs. GREEN APPLE「lulu.」については前週のソングチャートにてラジオ指標が上昇した際、施策が影響した可能性をMrs. GREEN APPLE「lulu.」がビルボードジャパンで2連覇達成、大きく貢献した指標とは(1月29日付)にて記しています。当週のプランテックによる記事でも施策を想起させる文言はなかったのですが、仮に次週ラジオ指標が大きく後退した場合は当週までの上位進出に施策の影響があったと捉えていいかもしれません。)
さて、注目は「3XL」における次週以降の動向です。

ビルボードジャパンソングチャート初登場時にて週間4位以内にランクインしたNumber_iによる9曲の、初登場および2週目における動向表を再掲します。社会的ヒット曲はストリーミング再生回数全体に占めるSpotifyの割合が2割強となる一方、Spotifyが特に強いNumber_iにおいてはその割合が高くなる傾向にあります。そして「3XL」においては、「GOAT」や「GOD_i」よりもその割合が高くなっています。
この割合の高さにおいては、LINE MUSIC等に先駆けて配信されたことも影響しているかもしれず、またStationheadでのリスニングパーティー開催が日を追う毎にファンダムに浸透してきた結果とも考えられますが、ストリーミング再生回数全体に占めるSpotifyの割合の高さはライト層(曲は気になるが歌手のファンというわけではない方々)の割合の高くなさにもつながるといえるかもしれません。
社会的ヒット曲はストリーミングが持続し、ライト層の支持が反映されていることが見て取れます。Number_i「3XL」においては総合ソングチャートやストリーミング指標が上位で安定しているか、またSpotifyが突出していないかを確認した上で、社会的ヒット曲に成るかを判断することが重要です。なお次週の動向については、2月14日付のCHART insightからヒットを読むエントリー内にて紹介します。