イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

2025年12月の私的トップ10ソングス、選びました

2020年1月にスタートした【私的トップ10ソングス+α】企画、今回は2025年12月分です。前の月にリリースされた曲を中心に選出しています。ミュージックビデオ等動画がない曲も含め、エントリーの最後に掲載したSpotifyプレイリストでチェックしてください。

これまでの私的トップ10ソングス等についてはこちらSpotifyを利用し、最新曲のみで構成されるプレイリスト(New Music WednesdayNew Music Friday JapanNew Music FridayおよびMonday Spin)を毎週チェックしています。

 

なお、"私的トップ10ソングス"とあるように、月イチで紹介するこのエントリーは完全な私見に基づくベストソング選出企画となります。音楽チャート等紹介の際、個人的な作品への思い入れを乗せないよう心掛けています。

 

 

10位 フローティング・ポインツ「Corner Of My Eye」

宇多田ヒカルさんの近作でも知られるフローティング・ポインツがダンスサウンドではなく、ジャジー且つアンビエントサウンドに取り組んだ作品。7分という尺ながら、ゆっくりと心に浸透してくるサウンドに魅了され、7分があっという間に過ぎていきます。彼が作った小宇宙をトリップしているような印象です。

 

9位 カイル・ディオン「24/7

フィフティーズやシックスティーズ等様々な時代を思わせる(いい意味で正体不明の)ソウルミュージック。ミュージックビデオにおけるカイルの格好もこれまたいい意味で胡散臭いのですが、これが癖になるのだから不思議なものです。

 

8位 トーン・スティス「Fly」

レオン・トーマスMutt」のヒットがR&B界に新たなムーブメントをもたらしているのではと、この曲から実感。トーンの歌声が幾分軽く、またBPMも速いながら、大サビでの緩急等が心地よく響いてきます。

 

7位 チャンネル・トレス「Free Your Mind (Channel Tres Version)」

アン・ヴォーグ「Free Your Mind」(1992 米ビルボードソングチャート最高8位)をここまでクールに、そしていい意味で変態チックにカバーするセンスに脱帽。タイトルを見ずに聴いていたならば、ともすればカバーだと分からないままだったかもしれません。

 

6位 Sundayカミデ「15才」

あいみょんさんの制作にも関わったSundayカミデさんによる新曲は、誰しもの身近に存在するかもしれない"誰か"を歌った曲。サビ終わりに出てくる料理の名前が、この曲の持つリアリティを一層高めています。

 

5位 シャーロット・デイ・ウィルソン「High Road」

前作のアルバム『Cyan Blue』(2024)が高い評価を集めた、カナダ出身のシンガーソングライターによる新曲。独特のミックスを施し浮遊感を高めつつも、声の持つ説得力は失われていません。

 

4位 King & Prince「Theater」

Ayumu Imazuさん提供曲との相性の良さたるや。またふたりのボーカルがとても器用であるのみならず、髙橋海人さんのボーカルがAyumuさんを思わせるところも。映画やドラマから感じていた髙橋さんの"憑依型"なスタイルを、今作のボーカルからも感じています。

 

3位 サマラ・シン「What Will They Say」

ロサンゼルスを拠点に活動するサマラ・シンのシングル。『世界と私たちの国における腐敗に対する沈黙と向き合い、自分自身と対話した』というテーマのこの曲で、サマラは『私たちは皆、何が間違っているか分かっている。そして時には、声を上げることで何を失うか、誰を失うかよりも、目の前の問題の方が重要』と訴えています。筆者のスタンスもこれに近いものであり、この曲に出逢えたことを嬉しく思います。

(『』内はSamara Cyn's 'what will they say' Urges Us To Speak Out | News | Clash Magazine Music News, Reviews & Interviews(2025年12月12日付)をGoogle翻訳にて翻訳したもの。)

 

2位 Perfume「ふめつのあなた」

少なくともシングル(と位置付けられた)曲では声の加工が最も少ないのでは。コールドスリープ(活動休止)直前にリリースされたアニメ主題歌は、この後紹介する1位曲同様にサビで似たフレーズを4回繰り返すのですが、オケの展開が一つ一つ異なることで"永遠に続く"かのような感覚を見事に作り上げています。

 

1位 DeNeel「ゲシュタルト

1990年代のロックアプローチなJ-POPを想起させる作品(個人的にはMOON CHILD「ESCAPE」を真っ先に思い出しました)。サビは似たフレーズを4回繰り返すようにみえてメロディラインがすべて異なり、アウトロ最後に用意された転調も見事。一瞬たりとも耳が(目が)離せない作品といえます。

 

以下、次点として10曲。

・エリック・ビブ「Show Your Love」

・コルテックス「Golden Boy

・コリー・ウォン feat. ベニー・シングス「Lost In The Wonder」

・JUNNY「Seasons」

・クチカ「Never Give Up On Loving You」

カイリー・ミノーグ「Hot In December」

・レジャー「Let It All Out」

・ルーカス・ネルソン「A Certain Someone」

・ネイト・スミス feat. ブラクストン・クック「Hop, Skip, Jump」

・サンデー feat. SIV「Yours」

カイリー・ミノーグ「Hot In December」は2015年にリリースされたクリスマスアルバム『Kylie Christmas』のデラックスエディション("Fully Wrapped"バージョン)に収録された新曲。またAmazon Music限定でこのバージョンに「XMAS」が追加され、「XMAS」は英ソングチャートを制覇。限定リリースやデラックスエディションという施策は好ましく思わないものの、カイリーの英での高い実力や人気を象徴する出来事といえます。

 

 

Spotifyのプレイリストはこちら。

今月も素晴らしい音楽に出逢えることを願っています。