最新12月10日公開分のビルボードジャパンソングチャートでは、トップ10内に7曲が初登場を果たしています。

言い換えれば、トップ10内にとどまったのは3曲のみとなりますが、米津玄師さんによる2曲(ひとつは宇多田ヒカルさんとの共演作)共々その座をキープしたのがM!LK「好きすぎて滅!」です。
M!LK「好きすぎて滅!」については、以前このように記しました。
「好きすぎて滅!」はLINE MUSIC再生キャンペーン終了までに他のサブスクサービスで聴かれるようになれば、年末の長時間音楽特番におけるパフォーマンスも相まってチャートアクションが安定し、「イイじゃん」等にも波及していくかもしれません。
実際、「好きすぎて滅!」はLINE MUSIC以外のサブスクサービスでも存在感を高めていることが、弊ブログにて毎週土曜に掲載するCHART insightからヒットを読む カテゴリーのエントリーにて貼付しているストリーミング表の最新版(最新12月10日公開分に即した内容)から判ります。

M!LK「好きすぎて滅!」はLINE MUSICにて再生キャンペーン効果もあり上位をキープしていますが、Spotifyでは87→57位、そしてApple Musicでは14→8位に上昇。結果、総合ソングチャートではストリーミング指標の基となる再生回数が前週から2割近く伸び、さらにポイントも15.2%上昇しています。
「好きすぎて滅!」LINE MUSIC再生キャンペーンが決定!🎉
— M!LK OFFICIAL (@milk_info) 2025年10月26日
期間中に「好きすぎて滅!」をLINE MUSICで369回以上、聴いてくださった方全員に【ソロオフショット画像】をプレゼント!
さらに3690回以上聴いてくださった方全員に【「好きすぎて滅」って書けますか?ソロ動画】をプレゼント!… pic.twitter.com/6dcyYKqHqe
LINE MUSICでの強さは再生キャンペーン開催に伴う部分が大きいのですが、同企画は12月7日に再生対象期間が終了しています。しかしながら「好きすぎて滅!」は、最新12月11日付デイリーチャートで7位にランクインし、トップ10内をキープ。企画終了後に急落する曲が多い中、上位にとどまっているということはヒットの証明といえるのではないでしょうか。
M!LK「好きすぎて滅!」の急上昇は、動画が牽引したのではと捉えています。

「好きすぎて滅!」は前週12月3日公開分にて初のトップ10入り。総合では19→10位と推移していますが、動画再生指標(CHART insightでは赤で表示)は17→3位と大きく上昇し総合チャートに寄与した形です。これは同週の集計期間開始前に公開された『CDTVライブ!ライブ!』(TBS)でのパフォーマンス映像(12月21日までの限定公開)、そして集計期間初日にあたる11月24日に行った生配信等の影響が考えられます。
そしてその生配信にて披露された(とみられる)、『NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか 以下"紅白"と表記)初出場決定の瞬間を収めた映像が11月24日に公開されたことも大きいと思われます。紅白初出場を機にM!LKを知った方がこの動画等から彼らの人となりを知り、そして作品に触れたことで少しずつファンを増やしているものと想起されます。
ビルボードジャパンソングチャートにおける接触指標群(ストリーミングおよび動画再生)は比例傾向にあります。最新12月10日公開分では動画再生指標が落ち着いたものの上位をキープしており、そこにストリーミング指標が追いついてきたといえるでしょう。それによりM!LKは、ソングチャートとアルバムチャートを合算するトップアーティストチャートでも24→19位に。ストリーミング指標は同チャート最高位を更新しています。
M!LKは「イイじゃん」「好きすぎて滅!」の他にも、たとえば直近のフィジカルシングル表題曲「アオノオト」のような王道と呼べるアイドル曲も存在するのですが、先述した2曲がSTARTO ENTERTAINMENTの得意としていたいわゆる"トンチキソング"(この表現が時流等の面で不適切ならば取り下げます)の系譜であると考えれば、その面においても支持を集めたといえるかもしれません。
M!LKは紅白出場を目標に掲げ、メディアでもその旨を発信し続けてきました。紅白については平然と腐す者が市井、そしてメディア内からも散見されますが、紅白の影響力は音楽チャートの動向からも明らかです。M!LKが紅白までにどこまで伸び、そして紅白出場を機にさらに昇っていくかを注目することが重要です。