イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

米津玄師「IRIS OUT」のグローバルヒット、日本のメディアによる発信が1日以上遅れたことを懸念する

米津玄師「IRIS OUT」が米ビルボードによる最新10月4日付グローバルチャートにてGlobal 200で5位、Global 200から米の分を除くGlobal Excl. U.S.では2位に入ったことを、火曜付のブログエントリーにて紹介。なお、「IRIS OUT」はGlobal 200において日本の楽曲における最高位を更新しています。

この記録が判明した日本時間の9月30日火曜には、米津玄師さん側がSNSにて反応しています。

しかしながら日本のメディアは、この日までに記録達成を報じていません。

 

 

ビルボードによるグローバルチャートでの米津玄師「IRIS OUT」のトップ5入りについて、(Yahoo! JAPANにも記事を掲載する媒体にて)最初に報じたのはビルボードジャパンでした。記事は米ビルボードによるグローバルチャートの記事を翻訳した内容を基に、グローバルチャートについての説明等を加えたものです(なお元の記事については冒頭で紹介したブログエントリーに掲載しています)。

一方でこの記事が掲載されたのは、米ビルボードグローバルチャートの記事掲載から1日以上が経過した、10月1日水曜昼となっています。

 

そしてグローバルチャートでの記録については、10月1日20時頃からいくつかの音楽メディアが採り上げるようになりました。

代表的なふたつの記事を上記に。ビルボードジャパン以外のメディアではオリコンのデータも用い、そのオリコンデータを最初に紹介しています。日本のチャートではオリコンデータが先に開示されているゆえの配慮かもしれませんが、信憑性で勝るであろうビルボードジャパンを先に記さないことに違和感を覚えたことをまずは率直に記したいと思います。

そして、米津玄師さんが新たなイラストを描かなければ米ビルボードによるグローバルチャートの記事を発信しなかったのではないかという疑問も抱いています。米ビルボードで日本の歌手が記録を達成しながらも日本国内での報道が遅れた件については(追記あり) BABYMETAL『METAL FORTH』の米ビルボードトップ10入りが日本で1日半報じられず…そこから見えてくること(8月20日付)でも述べましたが、日本の歌手の世界での活躍を伝えるという意志は、ビルボードジャパンも含め実は薄いのではと感じています。

 

 

このブログは日本の歌手のグローバルヒットも紹介していますが、日本の作品のリリース日が海外の標準日である金曜ならば、音楽チャートが海外同様金曜集計開始ならばより好い結果を収められるものとして、音楽チャート管理者を含む音楽業界全体に対し提案を続けています。海外での活動にも力を入れる歌手が金曜リリースを選ぶことで日本での成績は下がりかねず、施策がどっちつかずになりかねないこともその理由です。

その願いが叶わない上に、日本のメディアがグローバルでの成績を積極的に報じないこともみえてきたと痛感します。その状況下では、たとえば今年初開催されたMUSIC AWARDS JAPANの創設意志は浸透しにくいのではと強く懸念します。米ビルボードによるグローバルチャートは複合指標から成る音楽チャートとして稀有な存在であり、グローバルヒットを測るのに有益ゆえ尚の事、このチャートを知ることを願います。