イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

(追記あり) 新曲がアニメのオープニングに、過去曲がドラマ主題歌に起用…ポルノグラフィティのチャート動向を確認する

(※追記(7時54分):ブログエントリーを紹介したnoteにコメントをいただき、それを基に追記しています。)

 

 

 

先日、『NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか 以下”紅白”と表記)に関するこのようなエントリーを記載しました。

その後、アミューズに所属するポルノグラフィティにおいて、興味深い動きが登場。ともすれば今年の紅白出場も有り得るのではと感じています。

 

 

ポルノグラフィティは来月放送開始のテレビアニメに新曲「THE REVO」を提供することが既にアナウンスされていましたが、10月クールの新ドラマに2001年リリースの「アゲハ蝶」が起用されることが先週発表。「アゲハ蝶」が用いられた『良いこと悪いこと』(日本テレビ)の予告映像には、同曲への反応が多数書き込まれています。

 

この「アゲハ蝶」、カラオケ人気が続いています。

(上記CHART insightは有料会員が確認可能なもので、20位未満の指標順位も明示されています(ビルボードジャパンでは有料会員が知り得る情報の掲載を許可しています)。また、以下に紹介するCHART insightも同様に、有料会員が確認可能なものとなります。)

ビルボードジャパンソングチャート、直近60週分におけるCHART insightをみるとポルノグラフィティ「アゲハ蝶」は緑で表示されるカラオケ指標が好調に推移。特に4月16日公開分以降、この指標が常時100位以内にランクインしています。ストリーミング(青)は300位未達につき未加点、動画再生(赤)は稀に加点される状況が続いていますが、何かしらのきっかけがあれば大きく動く可能性が考えられます。

 

この動向から想起したのが、「サウダージ」のロングヒット。2000年リリースの同曲はカラオケ指標で1年以上トップ10入り、さらにはストリーミング指標の常時加点も相まって、総合ソングチャートでは6月以降100位以内エントリーを続けているという状況です。

尤もビルボードジャパンが下半期以降、総合100位以内エントリーが52週に達した曲において、Streaming Songsチャートをストリーミング指標化する際に減算処理を行うというリカレントルールを採用したことも、「サウダージ」フックアップの一因といえます。それでも、平成ヒット曲のリバイバルが目立つ中にあって「サウダージ」は、ブームではなくムーブメントと呼ぶべき動きをなぞっているといえるでしょう。

 

この状況下で、新曲リリース共々「アゲハ蝶」のタイアップが決定したことは「サウダージ」人気をより強固なものにするのみならず、ソングチャートとアルバムチャートを合算するビルボードジャパントップアーティストチャートでの上昇にもつながると考えます。

直近60週分におけるポルノグラフィティのトップアーティストチャート動向をみるとカラオケが際立ち、さらにストリーミングの安定(2022年6月以降常時加点)が総合チャートに寄与していることが解ります。トップアーティストチャートについては冒頭に貼付したエントリーにて、前週までの60週分におけるアミューズ所属歌手の動向を掲載していますが、ポルノグラフィティの安定はそれら歌手との比較からも読み取れるでしょう。

 

 

10月に入りポルノグラフィティのヒット規模が拡大したならば、彼らの紅白復帰は有り得るというのが私見ビルボードジャパンのトップアーティストチャートも出場の参考になっていることを踏まえれば尚の事です。紅白はアミューズ所属歌手が多く出場するという印象ですが、今年はアルバムをリリースしたサザンオールスターズ星野源さん、”コールドスリープ”を発表したPerfumeも出場する可能性が十分考えられます。

なお、ポルノグラフィティが大晦日に横浜でカウントダウンライブを開催することを踏まえれば(みなとみらいロマンスポルノ'25 ~THE OVEЯ~ | ポルノグラフィティ参照)、紅白出場の可能性はあったとしても低いとはいえます。ただし、大晦日公演が21時会場/22時半開演であることから、20時頃までならば紅白出演も(物理的にかなり厳しいながらも)有り得るかもしれません。

 

 

 

最後に、提案を記します。

ポルノグラフィティの公式YouTubeチャンネルにて公開されている「アゲハ蝶」ミュージックビデオは、現時点で短尺版のみの模様です。動画再生指標の加点、そして(チャート施策等以前に)YouTubeを介して曲を聴く方のニーズに応えるという意味でも、フルバージョンでの公開を提案します。公式オーディオが2600万回再生を突破している点も動画ニーズの高さが想起可能と考えるゆえ、尚の事です。

 

※追記(7時54分):

今回のエントリーを記したnote(→こちら)にて、ポルノグラフィティ「アゲハ蝶」のミュージックビデオが短尺版しか存在していないということを知りました。教えてくださったアルケミストさんに感謝申し上げると共に、そのアルケミストさんが提案した『今回のタイアップを機にフルMVを制作する』という提案に強く賛同します。