イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

ランキング記事の定時発信を徹底するオリコンにおいて、当週の合算ランキング記事公開が遅れた件

このブログではビルボードジャパンによる音楽チャートを日々分析する一方、オリコンについてはほぼ追いかけていません。ビルボードジャパンソングチャート同様に複合指標から成るオリコン合算シングルランキングが存在しますが、このランキングに対する違和感が拭えないというのがその理由です。

それでも、オリコンがランキング記事全般において午前4時の発表を徹底していることについては評価しています。情報の定時解禁は受け手がチェックする習慣を付けやすいと考えるに、ビルボードジャパンにはこの点を倣ってほしいと強く唱え続けています。

 

そのオリコンが当週、定時発信を行わなかったことに疑問を抱いています。

 

 

最新のオリコン合算ランキング(集計期間:9月15~21日)が木曜午前4時に公開されなかったことについて、自分はXで発信を行っています。

(上記ポストについて、実際にオリコン広報部【公式】のXアカウントによる発信は4時20分でした。)

 

オリコン合算シングルランキングが通常午前4時に公開されていることについては、オリコンのホームページにて”合算シングルランキング”と検索すれば判明します(検索結果はこちら)。そしてこの検索結果からも、当週のオリコン合算シングルランキング記事が通常から3時間遅れで発信されていることが解ります。

尤も今回の遅延は合算アルバムランキングでも同様に発生していることゆえ(記事はこちら)、単純ミスに伴い記事公開が遅れただけかもしれません。オリコンの別アカウントでは午前4時台に首位曲が発表されていたゆえ尚の事です。しかしながらオリコン関連の公式Xアカウントではこの遅延に関するお詫びや訂正は出ていない模様です。

 

 

その当週におけるオリコン合算シングルランキング(こちらにて確認可能)では日向坂46「お願いバッハ!」、BE:FIRST「空」に続き、デジタルオンリーながらデジタルで圧倒的な人気を誇る米津玄師「IRIS OUT」が3位となっています。「IRIS OUT」がビルボードジャパンで圧倒している件については米津玄師「IRIS OUT」がビルボードジャパンで今年度初の週間2万ポイント超え…次週の伸びに注目(9月25日付)で紹介しています。

オリコンでも米津玄師「IRIS OUT」がデジタルにて他の曲を圧倒しているのですが、しかしながらオリコン合算シングルランキングはビルボードジャパンソングチャートのように一定枚数を超える分のフィジカルセールスに減算処理を施さないため、デジタルがどんなに強くともフィジカルセールスが10万強を記録した作品が合算シングルランキングで強いということになります。

次週は米津玄師「IRIS OUT」がフィジカルセールスで20万を突破し、またダブルAサイドのもう1曲である宇多田ヒカルさんとの「JANE DOE」も強いことから、「IRIS OUT」が(「JANE DOE」との連名にて)オリコン合算シングルランキングを制する可能性は高いでしょう。それでも当週におけるビルボードジャパンとの差には釈然としないという私見は拭えません。

 

 

先述したスレッドにて自分はこのようなことも記しました。

冒頭で紹介したブログエントリーでは『オリコン合算シングルランキングについては売上金額の把握に有効ゆえ必要という声も耳にしますが、楽曲単位での人気が可視化され難い』と記しました。たしかに金額面では日向坂46「お願いバッハ!」が勝りますが、楽曲単位ではなくフィジカルシングルがベースになっている合算シングルランキングはそもそも社会的ヒット曲の鑑とは言い難いのではないでしょうか。

オリコンには今回の記事公開における遅延について説明すること、その上で合算シングルランキングが社会的ヒットの鑑といえるかを自問自答することを願います。当週のオリコン合算シングルランキングとビルボードジャパンソングチャートのどちらが社会的ヒット曲の鑑としてより相応しいか、広く世間一般に比較してもらうのも好いかもしれません。