9月8~14日を集計期間とする最新9月17日公開分のビルボードジャパンアルバムチャートでは、藤井風『Prema』が2連覇を果たしています。
【ビルボード】藤井 風『Prema』が2週連続で総合アルバム首位 堂本光一のソロアルバムが続く https://t.co/sEQH29LrWs
— Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) 2025年9月18日

(上記CHART insightは有料会員が確認可能なもので、20位未満の指標順位も明示されています(ビルボードジャパンでは有料会員が知り得る情報の掲載を許可しています)。また、以下に紹介するCHART insightも同様に、有料会員が確認可能なものとなります。)
『Prema』は米リパブリックレコード発ということもあり、米の標準リリース日となる金曜に解禁。日本では9月5日金曜13時にリリースされており、前週はわずか2日半にてダウンロード指標1位、ストリーミング指標2位を記録していました。今回、初の1週間フル加算に伴いデジタル2指標を制し、フィジカルセールスは2位ながらも総合首位をキープした形です。
さて、このブログでは一昨日、『Prema』収録曲についての主要サブスクサービス動向を紹介しました。
後に発表された9月17日公開分のビルボードジャパンソングチャートでは、収録された9曲すべてが総合100位以内にランクインを果たしています。

上記は総合アルバムチャートを制した藤井風『Prema』、収録曲の主要サブスクサービスにおける動向を確認する(9月17日付)にて掲載した表に、ビルボードジャパンのデータを加えたもの。牽引しているのはストリーミングであり、そのストリーミングにおいて指標化前後の双方で、アルバム表題曲で解禁日にミュージックビデオを公開した「Prema」や先行2曲に続き、その他の6曲が1曲目から順に上位ランクインを果たしています。
<9月17日公開分ビルボードジャパンソングチャート
藤井風『Prema』収録曲のCHART insight>
CHART insightでは青で表示されるストリーミング指標が、『Prema』収録曲において累計ポイントの大半を占めていることが解ります。またアルバムタイトル曲や先行2曲を除く6曲の総合順位は曲順と少し異なりますが、これは他指標の影響に伴うもの。とりわけ動画再生(赤)が一部楽曲で300位以内に入り加点されていることが興味深く、ここからは公式オーディオを用意することの重要性が見て取れます。
(なおビルボードジャパンは2025年下半期の集計期間初週以降、ソングチャートおよびアルバムチャートのストリーミング指標においてリカレントルールを導入。Streaming SongsチャートおよびStreaming Albumsチャート(未公表)を指標化する際、ソングチャートは100位以内に52週、アルバムチャートでは同26週ランクインした作品に翌週以降減算処理を施します。これも『Prema』収録曲の順位に間接的に影響したと捉えています。)
一昨日も述べましたが、『Prema』収録の全曲がビルボードジャパン総合ソングチャートにランクインしたことや、ストリーミングが牽引することからはこのアルバムがコアファンの域を越えて注目が集まっていることを示しているといえるでしょう。そして「Prema」や先行2曲以外がストリーミングで1曲目から順に上位ランクインしている点からは、アルバムを通して聴く方が多いということが可視化されたと捉えています。
さて今後は、アルバムを如何に長く聴いてもらえるかというのが注目点となります。ストリーミング指標がアルバムチャートに組み入れられたことで日本でも、そして米ビルボードアルバムチャートでは以前から、ストリーミングがロングヒットに欠かせないことが判明しているゆえ尚の事です。当然ながら、ストリーミングで聴かれることはわずかでも着実に利益を得ることにつながります。
【期間限定公開!】
— music station (@Mst_com) 2025年9月17日
9/5に初出演した藤井 風
「Prema」パフォーマンス映像を
Mステ公式YouTubeにて期間限定公開!
お見逃しなく🐘🍃
動画はこちら!
🟡https://t.co/nIJH3e63iV#藤井風#Prema#Mステ
その点において、アルバムリリース日に初出演を果たした『ミュージックステーション』(テレビ朝日)での「Prema」のパフォーマンス映像が公開されるというのは大きいかもしれません。『ミュージックステーション』はそもそもTVerで見逃し配信を行っておらず、また『CDTVライブ!ライブ!』(TBS)と比べてもパフォーマンス動画の歌手側への貸与はほぼ行われていなかったゆえ、極めて珍しいといえるでしょう。
他方、この動画が期間限定であるのみならず、番組の公式YouTubeアカウントから発信されているためにビルボードジャパンソングチャートの動画再生指標や米ビルボードによる米およびグローバルチャートのストリーミング指標では動画再生分が加点対象とはならないでしょう。動画のカウント対象となるISRC(国際標準レコーディングコード)は音楽パートナーと位置付けられたチャンネルのみが付番可能であり、テレビ番組のアカウントでは考えにくいというのがその理由。この動画問題は先日述べたばかりです。
それでも、藤井風さんのコアファンの方によるこちらの発言に納得した次第。同時に、メディアのYouTubeに関する対応が少しずつでも着実に、柔軟に成っていくことを願います。
『そもそも基本海外からは見られなかった地上波ものを世界のファンに届くようにYouTubeにコント字幕付きであげて下さった』
— Kei (ブログ【イマオト】/ポッドキャスト/ラジオ経験者) (@Kei_radio) 2025年9月17日
なるほど。音楽チャート面では加点されないかもしれませんが、海外での認知度を高めるという意味では有効ですね。 https://t.co/TQKrdkFekl
最後に。来年開催のコーチェラ・フェスティバルへ出演することも決まった藤井風さんの、世界での認知度を高めるために考えたことについて転載します。楽曲カバーは以前から行っていることであり、独自の世界観(音楽)を示す意味でも最良かもしれません。
#藤井風『Prema』を取り上げた本日付 #イマオト ブログエントリーに多くの反応をいただき、感謝申し上げます。https://t.co/QplHfZr9a9
— Kei (ブログ【イマオト】/ポッドキャスト/ラジオ経験者) (@Kei_radio) 2025年9月17日
今後の動向、そのための施策等に注目ですが、個人的には同じリパブリックレコード発の #HUNTRX「Golden」を藤井風さん流にカバーすると面白いと思っています。
同じレコード会社の新人歌手を先輩がフックアップする、またレコード会社発のサウンドトラックに新人がショーケースの形で参加するというのが(今では多くないかもですが)昔からみられています。藤井風さんのリミックスに先輩が招かれるのも一案ですが、有名曲の藤井風さん流カバーも好いと感じます。
— Kei (ブログ【イマオト】/ポッドキャスト/ラジオ経験者) (@Kei_radio) 2025年9月17日
リパブリックレコード発の #HUNTRX「Golden」は、#KPOPDEMONHUNTERS を代表する曲として世界の音楽チャートを席巻。その一因にUGC人気があります。
— Kei (ブログ【イマオト】/ポッドキャスト/ラジオ経験者) (@Kei_radio) 2025年9月17日
藤井風さんのカバーは原曲に忠実というより独自の世界観を構築するものであり。歌唱力の提示とも異なりますが、実力を示すには好い試みと考えます。








