本日1本目のブログエントリーでは、timelesz『Hello! We're timelesz』におけるリカレントルール初適用時の急落について紹介しています。
リカレントルールとは、ビルボードジャパンが今年下半期以降にソングチャートおよびアルバムチャートのストリーミング指標に対し導入した制度。Streaming SongsチャートおよびStreaming Albumsチャート(後者は未公表)を指標化する際、ソングチャートは100位以内に52週、アルバムチャートでは同26週ランクインした作品に対し、翌週以降に減算処理を実施するというものです。
このリカレントルールが次週、Snow Man『THE BEST 2020 - 2025』に初適用されます。

(上記CHART insightは有料会員が確認可能なもので、20位未満の指標順位も明示されています。なお、ビルボードジャパンでは有料会員が知り得る情報の掲載を許可しています。)
CHART insightから解るように、Snow Man『THE BEST 2020 - 2025』は最新9月3日公開分のビルボードジャパンアルバムチャートにおけるエントリーが初登場時から32週目に該当します。しかしながら5~11週目は(棒グラフで表示される)総合順位が100位以内に達していません。この総合100位以内エントリーが最新チャートで25週目となり、明日公開される9月10日公開分にてリカレントルール適用直前となるのです。
Snow Man『THE BEST 2020 - 2025』ではフィジカルセールスが初週143万枚を突破。しかし翌週も7万枚近くを売り上げながら、ビルボードジャパン総合アルバムチャートでは1→13位と推移しています。これは当時デジタル未解禁であったことが大きいのですが(上記リンク先参照)、そのデジタルが初加算された4月16日公開分では『THE BEST 2020 - 2025』がデジタル2指標を制し、総合でも100位未満から首位に返り咲いています。

アルバムチャートにおけるSnow Man『THE BEST 2020 - 2025』のCHART insightを拡大表示したものを上記に。これをみるとデジタル解禁以降総合では常にトップ3入り、またストリーミング指標(青で表示)はほぼ2位以内であることが解ります。年間アルバムチャートでも首位を獲得する可能性が高いといえるこの作品がリカレントルールの適用に伴い、作品自体がどう推移し、そして年間チャートがどう動いていくかに注目です。
さて、本日1本目のエントリーではリカレントルール初適用のタイミングにおけるフックアップ作品の重要性について記しましたが、Snow Manにおいては以下の2点がその役割に成り得ると考えます。
ひとつはデジタルリリースされた「カリスマックス」のヒット。前週の首位初登場については上記エントリーにて紹介していますが、本日発表される9月10日公開分ビルボードジャパンソングチャートにて上位をキープできるかに注目。同曲は主要サブスクサービスの週間チャートで好調に推移し、特に9月7日日曜までを集計期間とするApple Musicでは11→8位に浮上しています。
5th Album "音故知新" 2025年11月5日(水) Release!
— Snow Man / MENT RECORDING (@SN__20200122) 2025年9月8日
&
Snow Man Dome Tour 2025-2026 ON 開催決定!https://t.co/oGGTdXA5jt#SnowMan#音故知新#SnowMan_ON pic.twitter.com/Be87ffTriX
そしてSnow Manは11月にニューアルバム『音故知新』をリリースしますが、その発表日である9月8日は『THE BEST 2020 - 2025』に対しリカレントルールが初めて適用される9月17日公開分アルバムチャートの集計期間初日に該当します。発表を機にベストアルバムをあらためて聴くという流れが生まれればルール初適用時の急落が抑えられるかもしれず、その流れを狙ってこの日にアナウンスしたならば見事といえます。
Snow Man『THE BEST 2020 - 2025』のチャート動向に注目ですが、同時にニューアルバムがフィジカルリリースのタイミングでデジタル解禁されるか、またデジタルアーカイブを充実させるかを注視する必要があります。海外展開を行うならばいずれも必須と考えます。
最後に。Snow Manのデジタル解禁がしばらくの間ほぼ『THE BEST 2020 - 2025』のみだったことがアルバムチャートの好調につながったともいえます。限定的な解禁のチャートへの影響については以前から指摘しており(Snow Manがサブスク解禁へ…その内容から考える注目点とは(4月4日付)等参照)、収録曲数に伴い計算方法を変えるかも含めてビルボードジャパンがチャートポリシー(集計方法)の是非を議論することも必要です。