イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

(追記あり) デイリーチャートが3日以上更新されなくなって初めて、Spotifyがエラーの存在をアナウンスしたことについて

(※追記(9月10日13時04分):日本時間の9月10日正午までに、デイリーチャート等の更新が回復しています。今回の経緯については後日あらためて紹介する予定です。)

 

 

 

私用により土曜朝から月曜夜まで執筆等は行っていませんでしたが、その間ずっとSpotifyデイリーチャートの更新が止まっていたことに驚いています。そしてもっと驚いたのは、その件へのアナウンスの遅さをはじめとする不徹底に対してです。

 

 

Spotifyデイリーチャートは現在、日本時間の22時以降に前日付分が登場します。自分はXにて、日本のチャートに関しては日々、またグローバルや米チャートに日本人歌手の作品が登場した場合はその都度、翌日早朝までに紹介するようにしているのですが、このブログエントリーを執筆している9月9日午前4時20分の段階で、9月5日付以降のデイリーチャートが登場していません。

この問題については音楽チャートを発信するアカウント等も注視しているのですが、Spotifyは上記ポストが発信された後、つまりは3日分のデイリーチャートが発信されなくなってから初めて、このようなポストを投稿しています。

 

DeepLによる翻訳はこちら。

 

『現在、再生回数やチャートなどのデータに遅延が生じる技術的な問題が発生しております。 対応チームが対応中です。それまでの間も、引き続きストリーミングをお楽しみください。すべての再生データは記録されており、正常化次第更新されます。』

上記はSpotifyの技術サポートによるアカウントから発信されたものながら、Spotify自体のアカウント(→こちら)では同様の内容が発信されず、また技術サポートによる発信をリポストしていません。さらに、音楽チャート発信者による下記ポストからはフォロワー数等も更新されていないことが解るのですが、SpotifyCares発のポストではその点が省略されています。

邪推と前置きしますが、この姿勢からはSpotifyがエラーを隠したがっていると思われてもおかしくないのではとすら感じています。

 

実は今回のエラーには、前兆と呼べるかもしれない出来事がありました。

最新9月13日付米ビルボードアルバムチャートで初登場を果たしたサブリナ・カーペンター『Man's Best Friend』の発売日となる8月29日金曜13時(日本時間)において、SpotifyのNew Music Fridayプレイリストが更新されませんでした。およそ1日遅れで更新されたものの、このエラーに関する発信はSpotifyやSpotifyCaresのX公式アカウントにて行われていません。

 

 

エラー自体もさることながら、それを伝えない姿勢、エラーが数日続かなければ公表しないといえるSpotifyの態度には、音楽管理者としてどうなのかという疑問を抱きます。

Spotify世界の音楽チャートに大きな影響を及ぼします。米ビルボードによるグローバルチャートをみると、上位曲のストリーミング(動画再生含む)の再生回数に占めるSpotifyの割合は5割前後が一般的となっています。また日本ではデイリー50位までをまとめたトップ50プレイリストの影響力が他の国や地域に比べて大きいため、尚の事です。

さらに、たとえば9月5日に新曲やニューアルバムをリリースした方にとっては、その勢いを示す機会を逸したといえます。この日は藤井風『Prema』がリリースされたこともあり、藤井風さん側やコアファンの方々はモヤモヤしているのではないでしょうか。

 

 

Spotifyにはエラー自体の改善は勿論のこと、エラー発生時には速やかにアナウンスすること、もっといえば更新時間を統一させることについて、前向きな検討を願います。

またこの『エラー発生時には速やかにアナウンスすること、まちまちである更新時間を統一させること』については他のデジタルプラットフォーム、そしてそのデータを用いる音楽チャートにおいても同様です。米ビルボードにおいては最新9月13日付アルバムチャート速報記事で遅延がみられながら(上記参照)、しかしアナウンスはありませんでした。ビルボードジャパンでも遅延発生時のアナウンスは徹底されていません。

 

強い私見且つ物言いとなりますが、ネット時代において”力を持つ者が逃げる”状況が散見されますが、その根底には自己保身、そして代わりがいないため許されるだろうという奢りがあるのではないでしょうか。このブログでは今回のような問題を、これからも指摘し続けなければと感じた次第です。

 

 

 

※追記(9月10日13時04分)

 

日本時間の9月10日正午までに、デイリーチャート等の更新が回復しています。今回の経緯については後日あらためて紹介する予定です。