イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

【ビルボードジャパントップアーティストチャート】Mrs. GREEN APPLE連覇達成…次週”完全制覇”なるか注目

ビルボードジャパンによるトップアーティストチャート(Artist 100)について、勝手ながらですが毎週"記事化"しています。理由については記事化初回のエントリーをご参照ください。

 

ビルボードジャパンでは2025年下半期の集計期間初週である6月4日公開分以降、ソングチャートおよびアルバムチャートのストリーミング指標においてリカレントルールを導入。Streaming SongsチャートおよびStreaming Albumsチャート(後者は未公表)を指標化する際、ソングチャートは100位以内に53週以上、アルバムチャートでは同27週以上ランクインした作品に減算処理を施します。

<7月9日公開分において新たにリカレントルール対象となった作品>

 

・ソングチャート

 YOASOBI「UNDEAD」(7月2日公開分 総合46位)

 

・アルバムチャート

 Kaneee『Remember Me?』(7月2日公開分 総合45位)

トップアーティストチャートでは、リカレントルール適用後のストリーミング指標が用いられます。

 

 

6月30日~7月6日を集計期間とする2025年7月9日公開分のトップアーティストチャート(Artist 100)では、前週首位のMrs. GREEN APPLEが連覇を達成しています。

(7月9日公開分ビルボードジャパントップアーティスト、総合10位までにおける指標構成を示したCHART insightを上記に。こちらは有料会員が確認可能なもので、20位未満の指標順位も明示されています。なお、ビルボードジャパンでは有料会員が知り得る情報の掲載を許可しています。)

 

ビルボードジャパンがソングチャートおよびアルバムチャートのストリーミング指標にリカレントルールを導入し、ロングヒット作品が不利となった下半期においても、Mrs. GREEN APPLEは強さを発揮。下半期は常時2位以内、当週は下半期において3度目となる首位を獲得しています。

 

なにわ男子が2位に再登場。『BON BON VOYAGE』のアルバムチャート首位初登場が大きく影響した一方、ダウンロードおよびストリーミングは100位未満(300位以内)に。アルバムリード曲をデジタル解禁した一方でアルバム自体は未解禁だったことが影響しています。アルバムの影響で前週2位に浮上したINIが(デジタル解禁していながらも)当週57位に後退したことから、なにわ男子においても次週急落する可能性が考えられます。

 

トップ10内には3組が再登場。RIIZEはアルバム『ODYSSEY』のフィジカルセールス指標初加算に伴い100位圏外から8位へ上昇するも、ダウンロードやストリーミングは100位未満の状況です。また「Dirty Work」がソングチャートでトップ5入りしたaespaは、こちらもフィジカルセールスが上昇の原動力となり26→9位へ上昇。こちらは動画再生9位、ストリーミング10位と接触指標群が高く、次週の推移に注目です。

そして10位にはRADWIMPSが前週より4ランクアップし、2022年11月23日公開分以来となるトップ10入り。ストリーミング指標の着実な上昇が寄与していますが、そのストリーミングは昨年12月25日公開分にて加点が復活しています。アルバムチャートにストリーミング指標が組み込まれたタイミングでの再加点からは、RADWIMPSのアルバムが多く聴かれていることが読み取れます。

 

次週はMrs. GREEN APPLEのベストアルバム『10』がチャートに登場することで、全指標制覇の可能性も生まれています。これまでMrs. GREEN APPLEはトップアーティストチャートにてフィジカルセールス指標を制したことはありませんが、『10』は水曜までの3日間でフィジカルセールスが既に69万枚を売り上げています。フィジカルセールスのみならず全指標首位という完全制覇の可能性も十分でしょう。

 

<7月9日公開分トップアーティストチャート  トップ10>

 

1位 (前週1位) Mrs. GREEN APPLE

2位 (100位未満) なにわ男子

3位 (3位) back number

4位 (4位) HANA

5位 (6位) ちゃんみな

6位 (9位) Vaundy

7位 (7位) 米津玄師

8位 (100位未満) RIIZE

9位 (26位) aespa

10位 (14位) RADWIMPS