Amazon Musicが週間ソングチャートの発表を開始しました。
\ 「Japan Top 50」が登場💥 /
— Amazon Music(アマゾンミュージック) (@amazonmusicjp) 2025年4月1日
°៹今週のランキングがまとめて聴ける⚡️៹°
日本の #AmazonMusic でもっとも再生された楽曲を、週間ランキング形式でまとめたプレイリストを公開🎉
記念すべき第1回目4/1週は…
No.1🥇┊#MrsGREENAPPLE「ライラック」
No.2🥈┊Mrs. Green Apple「ダーリン」… pic.twitter.com/bEvnTy6beE
日曜が集計開始となるチャートは、毎週火曜に発表とのこと。下記記事に50位まで記載されていますが、このチャートの内容が興味深いのです。
Amazon Musicによる週間ソングチャート(Japan Top 50)を、このブログにて毎週土曜のエントリー(CHART insightからヒットを読む)に掲載している表に加えたストリーミング表を以下に掲載します。
この表にて週間ソングチャートを掲載するサブスクサービスはApple Music(ビルボードジャパンの主要チャートと同じく月曜集計開始)、Spotify(Apple Musicの3日前となる金曜集計開始)、LINE MUSIC(Apple Musicの2日後となる水曜集計開始)およびAmazon Music(Apple Musicの前日となる日曜集計開始)となります。今回Amazon Musicを加えたタイミングにて、4つのサブスクサービスの掲載を集計開始日順に変更しています。
Amazon Musicによる週間ソングチャートでもMrs. GREEN APPLE「ライラック」が首位を獲得している一方、開示された50位までにランクインしたMrs. GREEN APPLEの作品は9位までの4曲にとどまっています。この点から、リカレントルール用意の可能性はゼロではないのではとふと感じた次第です。
(リカレントとは主に米ビルボードソングチャートが設けるルールであり、一定週数以上ランクインした曲が一定順位を下回った際にチャートから外れるというもの。しかしAmazon Music週間ソングチャートが新設されたばかりであること、記事等にルールの記載がないこと、他のサブスクサービスがルールを設けていないことを踏まえれば、ルール用意の可能性は極めて低いでしょう。次週以降の動向を見極める必要があります。)
一方で、他のサブスクサービスは20位未満ながらAmazon Music週間ソングチャートでのみ20位以内に入っている作品は多数。米津玄師「Plazma」、藤井風「真っ白」、Creepy Nuts「doppelgänger」「Bling-Bang-Bang-Born」「オトノケ」、あいみょん「スケッチ」、幾田りら「百花繚乱」、YOASOBI「UNDEAD」、Ado「わたしに花束」「エルフ」、こっちのけんと「はいよろこんで」と、実に11曲も存在します。
このラインナップからは、若手実力派でありサブスクを機に台頭した歌手の作品がAmazon Musicで強いことが読み取れます。他にも、たとえばOfficial髭男dismや優里さんの楽曲、SEKAI NO OWARI「琥珀」が40位以内にランクインしているサブスクサービスはAmazon Musicのみとなっていることからも、Amazon Music独自の傾向が見えてくるものと考えます。
もうひとつ。先述したYOASOBIもさることながら、他のサブスクサービスで100位以内(Spotifyでは200位以内)に入っていない柊マグネタイト「テトリス」がAmazon Musicでは28位にランクインしているのも特徴でしょう。尤も他のボカロPによる作品が50位以内に入っていないため、Amazon MusicはボカロP作品が強いと断言することは難しいかもしれませんが、初回チャートの動向の中で特に気になっています。
初回の週間ソングチャートからみえてきたAmazon Musicの特徴について紹介しました。無論2回目以降のチャートに注目ですが、その際は他のサブスクサービスでデイリートップ3に入っているHANA「ROSE」がAmazon Musicでどの位置に就くかが、このサービスにおける新曲のチャート反映度を知るための大きな手掛かりと成るでしょう。
主要サブスクサービス、最新日における #HANA「#ROSE」(4月2日リリース)、および #MrsGREENAPPLE「#クスシキ」の順位。
— Kei (ブログ【イマオト】/ポッドキャスト/ラジオ経験者) (@Kei_radio) 2025年4月6日
Apple Music 2位/13位
Spotify 3位/2位
LINE MUSIC 2位/1位 https://t.co/JlEZ7HTNsI
そして、Amazon Music週間ソングチャートが50位までの公開にとどまっていることは気になります。せめて100位まで公開することを願うばかりです。